【エッセイ】千葉駅

久々に千葉駅に来た。かれこれ5年ぶりくらいになる。千葉駅終点の終電に乗って深酒で寝過ごし、ゲロを吐きながら泊まれるところを探し回って以来になる。

随分と千葉駅周辺も寂れたように感じた。昔ながらのデパートに活気が無いからだろうか。古びた背の高い建物が整列してる街といった印象を持った。いつも東京や横浜、川崎ばかり用事で出かけてしまうのでこの雰囲気が新鮮だった。地方の中心都市はどこもこのような状態なんだろうか。

私はヨドバシカメラに入り、4階の本屋で漫画を買った。元々千葉のヨドバシカメラは二階までが電気製品で、その上の階はなんにも無かった。最近になって、上の階が充実してきたのだろう。

私は店を出て、京成千葉駅と千葉中央駅の連絡通路の中間にあるサンマルクカフェに入り、漫画を読み始めた。こうしてみると、充分この街にはお店がある。お昼の時間帯は人が出歩いてないだけなのかもしれない。

私はお店を出て目的地へ向かった。途中通過したアパレルショップの店員は閑古鳥が鳴いているので店員同士で世間話をしていた。楽で良いなと思ってしまったけど、その分給与が少ないだろう。仕事で忙しいというのは年収が少ない人たちからすると羨ましいのかもしれない。楽と激務の中庸を維持できるのが理想だけど、そう上手くはいかないんだよなあ。

またこの街に活気が戻ると良いな。


今日も記事を読んでいただきありがとうございます。

買い物も大半はネットで完結するし、街が寂れるのは必然だったのかもしれない。

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