【エッセイ】ゼログラビティを見れる身近な場所を見つけた

みなさんご存知だとは思いますが、「ゼログラビティ」とはマイケルジャクソンのsmooth criminalで登場するダンスのことです。SF映画も有名ですが、ここではマイケルジャクソンでお願いします。

ゼログラビティは普通このsmooth criminalの演目じゃないと見ることができません。少なくとも他の曲でマイケルがゼログラビティをしているのを私は知らないし、そもそもそのマイケルが亡くなってからもう10年以上経ちます。最早ゼログラビティを見かけることが現代では難しくなりました。

でも、もし日常で傾いて生活している人がいたら「おっ?」と思うじゃないですか。私もそんな人いないと思っていました。

ですが、いたんです。しかも割と身近にいることがわかりました。

まずは発生条件です。これもみなさんご存知だとは思いますが、「ゼログラビティ」は重力がないと「ゼログラビティ」はできません。なので、まずは重力が必要です。

もう一つあります。マイケルに疎い方ならご存知ではないかもしれないですが、ゼログラビティには特許出願までしたとある仕掛けがあります。ですが、今回この仕掛けは不要です。

どちらかと言うと、自分自身疲れてる方が大切です。仕事で疲れ切ってくたくたになってるくらいが丁度良いでしょう。

最後は電車です。特に終電が良いと思います。あまり混んでおらず吊り革にもたれかかっている人を見つけてください。後は電車が揺れるだけです。

よく観察してみてください。電車の揺れに合わせて乗客が揺れていますが、吊り革にもたれかかってる人の中に時々やや前のめり気味に斜めに立ってる人を見かけませんか? たしかに吊り革をつかんではいますが、自分自身の脳が仕事で疲れているのであんまり気になりません。まるで重力に逆らっているようにみえます。

そう、自分自身が仕事に疲れた時間帯に終電で乗客たちが吊り革にもたれることによって魅せる光景がゼログラビティと酷似しているのです。おそらく本人たちもまさか自分がゼログラビティをしているなんて露にも思ってないでしょう。このメリットは、終電がありそれなりに人がいる地域であれば発見しやすいという点です。なんと手軽なんでしょう。

しかしここで問題なのが終電に乗ることです。そんな遅くまで仕事したくなければ遊びたくもないでしょう。

そこで、ここは何かしらの理由で終電に乗ることになってしまったときの密かなお楽しみにするのはどうでしょう? どんなに嫌なことがあってもゼログラビティを見つけられたら今日はそれで良いんじゃないでしょうか。身近なところに面白いことは案外転がってるのかもしれないですよ。

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。

これもあまり知られてないですが、smooth criminalのMVでのゼログラビティはワイヤーで吊るしていたそうですよ。

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