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【エッセイ】今日の強い雨のお陰で今年の夏旅行を思い返した

台風はまだ九州にいるというのに関東では既に雨あしが強くなり雷の音が空に響き渡る。

私は本日バッティングセンターの帰宅中、フロントガラスに大粒の雨が当たって前が非常に見えづらく運転に苦労した。

そういえば、今年のお盆も似たような光景に見舞われてたな。

★★★

あのときは伊豆旅行帰りだった。そもそも日帰りで帰ろうとしたのがまずかった。もっと言えばなんかあのときの旅行は私の出たしが悪かった。私は旅行日を間違えて一日早く到着してしまった。張り切って朝8時頃に千葉から川崎まででできた。到着したことを一緒に行く予定だだった友人の※Dr.Sに電話したら「旅行は明日だよ。」と教えてもらった。恥をかいてその日千葉にトンボ帰りした。

そして旅行日当日いざ出発。川崎でレンタカーを借り、研究室の先輩であるDr.Tを途中拾ってから高速に乗ろうとしたが、カーナビの地図が古く遠回りのコースがでてきた。ここはDr.Tの指摘でなんとかなった。問題は目的地に到着してからだった。

目的地の海人の小屋に到着したときには既に海水浴客の行列ができていた。一時間待ちとのことなので、他の観光地へ行くことにした。Dr.Tの提案で一旦小室山に向かい雨の中散歩した。小室山に到着したとき、幸運にも雨はそれほど降っておらず十分に散歩できた。ロープウェイで山頂に行ったとき、ほとんど雨は降っていなかった。

空が青いけど、ホントに頂上くるまでは雨が降り続いていたんだよ。

意外と人がいる。夏休みだったからだろうか。私たちは山頂からの景色を堪能した。

やっぱり海は広いですなあ。空も海もどちらも綺麗な青がずっと先まで続いている。手前には青々とした木々が生い茂っている。この空と海と山のコントラストが見事なのが伊豆の景色の特徴の一つなんじゃないだろうか。あんまりよく知らないけど。

小室山は一時間程度もあれば充分に楽しむことができた。もうちょっと時間があれば山頂のカフェにも行ってみたかったけれど、時間もあまり無いのでまた今度にしよう。


それから海人の小屋に戻ってみた。もう一時間くらい経ったしさすがに空いているだろう。

全然空いてないじゃん!外まで溢れてるじゃん!もう14時回ってるよ?

しょうがないから並んで待つことにした。かれこれ一時間くらい並んだので、食べ始めは15時くらいになったと思う。今思えば昼食取るだけなので他を探せばよかったのかもしれない。でも美味しかった。

でも日帰りなので、もう帰らないといけない。レンタカーの返却は20時だったのでお土産を買う時間しか残っていなかった。

私たちはマリンタウンでお土産を購入した。丁度その頃に雨脚がさらに強くなり、土砂降りになった。この雨の中、峠越えしなければいけないだと…?先にDr.Sが車を取りに行ってもらい、荷物は私とDr.Tで分担した。

Dr.Sが車をマリンタウンの入口につけ、私とDr.Tは車に乗り込んだ。ここからは地獄のドライブだった。峠越えをしたのはDr.Sだけど。

フロントガラスにバケツをひっくり返したような水が止めどなく降りかかってくるので前が全然見えない。急に前が明るくなったときは対向車が来てるだろうくらいの感覚でDr.Sは運転していたと思う。また、Dr.Sは峠越えするまでは私との運転を交代しないと腹を決めていた。交代してる間に濡れてしまうし、多分私の運転の荒さにも気になっていたんだと思う。

「あー、前が見えねえ!!!」

と悪態をつきながらもDr.Sはグイグイ進んでいった。多分2時間くらいぶっちぎりで運転してたと思う。心強くて安心した。

パーキングエリアが見えたとき、私たちもトイレに寄りたいこともあり停めることにした。しかし、サイドミラーが濡れすぎて車間が全然わからない。窓を開けるとびしょ濡れになりそうで開けられず駐車に一苦労した。隣に停車していた車のドライバーはぶつけそうになった私たちを睨みつけていた。知らんがな。ポンコツカーナビはレンタカー屋に当初20時到着予定だったのが20時30分到着予定に変わっていた。コイツ、時速100km出さないと遅れる仕様なんじゃないだろうな。この悪天候でその速度は出せないぞ。

ここでDr.Sから私に代わって運転した。峠は超えており、後は普通の高速道路だったのでそんなに大変じゃなかった。最初は前が見えないほど降られてたけど、走っているうちにだんだん小降りになったので最後は快適に走れた。でも返却時間に間に合わなかったけど。

★★★

大雨の日こそ車の出番ではあるけど、こうも雨脚が強いと運転に苦労する。このような天気も想定して旅行なり日常使いなりを計画的に立てないのがまずいことになる。今回の旅行の反省点といえば、ちゃんと計画を立てて、次回は快適な伊豆旅行ドライブを満喫することかな。あと、一番大変なところをDr.Sに任せたので今度は私が雨の峠越え挑戦したいな。また来よう。

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。

みなさん、台風にお気をつけて運転してくださいね。

※Dr.の表記について、博士課程後期を修了した友人たちに敬意を込めてつけてます。私の脳みそじゃ取れない資格ですし。

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