【エッセイ】ピアノクリスマス会

最近船橋でラーメンを食べるときは、時間に余裕がある場合に船橋駅から船橋市役所に向かって歩き、拉麺阿修羅で食べるようになった。

運ばれてきたラーメンの香りからでもわかる胡麻の濃度が、胡麻好きの私には堪らない。しかも昼頃に行けば大盛り無料になる。私は箸でラーメンを取り口へ運んだ。胡麻の風味が口の中へ広がる。やや太麺で食べ応えのある麺が喉元を過ぎると、冷えた体に少しばかり温かさが灯った。

私はラーメンを食べ終えて電車に乗り、会場へ向かった。今日はクリスマス会でビュッフェを食べて和気藹々としながらメンバーのピアノ曲を堪能する会になる。

私は今日参加したサークルメンバーについてほとんど面識が無かった。最近入られた方も大勢いた。神奈川、東京、千葉、茨城、埼玉と色んな所からみんな来て集まり、各々が好きな曲を弾いていく。酒を飲みながら弾いているのに完成度の高い演奏をしているメンバーが多かった。私が入った頃はクラシックを引く方ばかりだったけれど、今回はJ-POPや洋楽を弾く方も見られたりした。また、ピアノを弾くよりも音楽談話をしたい方もいた。音楽の関わり方は様々だな。

来年になったら私は徐々にサークルをフェードアウトするだろう。完全に辞める訳ではないけど、次の仕事でインプットするための情報が多いため、今のペースでピアノを弾き続けることは困難だ。ある程度見切りをつけないと行けない。それでもピアノが好きなことには変わらないので、発表会やアニソン会は参加していこうかな。

今日は楽しかった。ずっと毎日これくらい楽しければ良いのに。

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