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解析はじめました。

天鳳の牌譜の形式が面白かったので、早速解析をはじめてみました。麻雀の知識が薄過ぎて何をすれば良いのかわからないので、プログラムの練習がてら天鳳位の基本データを見てみることにしました。

とりあえず一番上に出てきた、いばらぎさんのデータを確認してみます。どうやらプロの方のようなので、勝手な解析で怒られたら消します…優しい方だと良いな~と願いつつ解析を進めます。

いばらぎさんの天鳳位までの対局数(東風戦・半荘戦を含むため対局と表現しています。)は4338戦。経過時間は約7年。途中少し休みがあるようですが長い道のりです。71戦で初段に到達し、その後の推移はこんな感じ。

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九段までは一定のリズムで約1000対局で昇段し、その後、七段~九段をずっと維持していました。レートも1000対局辺りで2200周辺になり安定しています。このアカウント開設時に既に強者であったことがわかります。

次に立直率、和了率、副露率、放銃率の推移を確認します。初段以降の対局で500局単位での移動平均を示します。

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初段になった直後は上級卓の東風戦で打っており、恐らくその影響で少し攻撃寄りに打っています。その後、特上卓、鳳凰卓に移り、昇段と共に守備寄りな打ち方に変わっていったのでしょうか。1200局辺りで麻雀に少し変化が見られますが、この辺りは初めて八段に降格して少し経過したところで、最初に触れた少し休んでいた2017年の期間となります。アカウントを開設した2014年以来、2017年以外の全ての年で300局以上打っているのですが、2017年だけ23局のみで、この天鳳から離れていた期間に少し副露での押しを増やした雀風に変化しているように見えます。

次に上がり役の分布を確認します。2018年以降で少し打ち方が変わっていそうなので分割した集計も行いましたが、一見上がり役の変化はなさそうでした。役の発生確率を示したサイトとも大差は無かったのですが、役の傾向の変化を検出する解析をするには工夫が必要そうです。

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最後に流局データの確認をしました。対局中の流局発生率と流局時の聴牌率を算出してみました。

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流局率は個人の能力ではなく、外部環境に依存する部分が大きいと思います。約1000局目以降はほぼ鳳凰卓のみの情報のみですので、上位の卓ほど流局率が増えていることが分かります。いばらぎさんも卓ごとに打牌の傾向を変えている印象があるため、今後の解析は卓ごとに行った方が良い気がします。
聴牌率も2017年のお休み期間以降、和了率と共に上昇していました。終盤の聴牌率50%はとても高い気がしましたが、その時期の放銃率は減少していたと思いますので、この辺りにも天鳳で強さを保つポイントがありそうです。

ということで、半荘単位の集計と局単位の集計は自由にできるようになってきました。次は局中の巡目単位の解析が出来るようにデータを確認していこうと思います。お付き合いいただきありがとうございました~!

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