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ああ悪い夢を見たんだと思いたかった

お久しぶりです。
知恵熱です。

しばらく投稿が空いてしまい、季節は夏になってしまいました。

8月4日、日曜日の夜です。
きょうは昔のことと今のことをお話します。

わたしは、誰からの頼みも断れない性格で、誰にでもいい顔をしたくて、皆に好かれていたくて、嫌われたくなくて、心の中では常に周りにどう思われてるかを気にして生きています。

そんな生きづらさを抱えているけれど、それでも前を向けるときは前を向いて、楽しそうに生きているつもりです。

わたしは幼い頃から今も、家族との関係があまり良くなかったと思います。

まず、ずっと家族とコミュニケーションのとり方が分かりませんでした。一緒に食事はとるけど、何も話さず無言。それに違和感を感じるけど、自分から何を話したらいいのかも分からない。食事が終われば即座に自室へ戻り、何か用がない限り、自室から出ない。
しばらくすると自室のドアが突然開けられ、突然キレる母。

とにかく早口で、日本語をやや間違って使う母はわたしにありとあらゆる感情をぶつける。

そんな母に、わたしは嗚咽するほど泣くことしかできなかった。

当時何をキレられたのかも覚えていないけど、地獄のような時間が流れていたことはよく覚えている。

母はフィリピン人です。幼い頃からやや間違ってる日本語を聞いて育ったわたしは、母の伝えようとしてることはなんとなく理解ができてしまう。

しかし話し方は今も感情的でかつはちゃめちゃな言葉のまま。幼い頃からそれを聞いて育ったからなのか、わたしは言葉に人一倍敏感のような気がします。

会話の中で、自分が一言でも間違えて話してしまったと思ったら、その後の頭の中はさっき間違えて発してしまった言葉の反省と後悔がぐるぐる巡る。

その逆も然り。
相手の言葉ひとつで、被害妄想してしまう。相手はこちらが心配するようなことは何も考えてないことがほとんどでしたが。

育ってきた環境のせいにしちゃだめなどと言う人もいるかもしれませんが、こういった経験をして、いやいやいや…過ごした環境の影響はどうしても出てくるでしょ、と強く思います。

人のせいにしてる訳じゃないです。周りと比べてる訳でもないんです。


父はというと、誰にでも正直にものを言い過ぎるし、人の事をこうでしょと勝手に決めつける、威圧的に話す、自分のしたいことは意地でも通そうとする。


最近になってわたしはこのふたりから生まれてきたんだと強く痛感するほど、父と母に自分の行動や性格と似すぎていて、とても腹が立つ。


猪突猛進な行動力も、正直に話しすぎるところも、言葉がはちゃめちゃなところもきっと似てるんだろうなと思って、ほんとうに嫌になります。

そんな父と母と久しぶりに会いました。
そして彼氏と彼氏の両親と同じ食事を囲みました。


地獄でした。



恥ずかしさを通り越し、もうどうでもいい、と。早くこの会が終わることをひたすら考えて、お酒をごくごくと流し込みました。

頭がぐわんぐわんして、ぼーっとして。 


ああ悪い夢を見たんだと、そう思うことにしました。


彼氏の両親は笑ってくれていたけど、その場に相応しくない話も、酔った父と母の口からぽろぽろ溢れていた。

彼氏の両親はこちらの話に笑って合わせてくれる優しいおふたりだった。それには感謝しかありません。


父と母のことが嫌いなわけではないんです。

それでも、今はまだ頭の整理がつきません。

また書きます。

知恵熱









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