呼吸とイメージのワーク

#呼吸について

全身に呼吸を通していく。姿勢は楽な体勢で立位でも座位でも寝てもよい。部屋の明かりは少し薄暗いほうが集中しやすい。

基本は鼻から吸って口から吐く
横隔膜に圧力がかかって連動するのを感じてみる→徐々に呼吸を深めていく。横隔膜が引き下がるのにあわせて地面の中に沈み込んで行くような。もしも感じにくかったら手の緊張を解いてみる。身体の重さをうまく使って深く沈み込む。

#イメージを使ってみる
身体のさまざまな部分から呼吸してみる(肘から吸っておへそから吐く。足の裏から吸って頭のつむじから吐くとか)
自分の身体を世界一周旅行してまた帰ってきてみる。疲れないていどに好きなだけやる(慣れてきたら視覚も意識してみる。呼吸をイメージする場所を実際にみながら行うのと目をつむってやってみるのは違いがあるだろうか?観察してみる)

#透明化する身体

ここからは地面に横になってやるとよい。
呼吸によって採掘された自分の中の空洞に水が満ち満ちてくる。ひたひたになるまで待つ。さっきまで感じた身体の重さや重力が夏休みのプールにいったときみたいに少し軽くなる。
呼吸は忘れずに常に身体の中を循環させながら同時に水が渦を作って流れている(実際に人体は心臓から血管を通して血液が全身をかけめぐっている。血液と涙は同じ成分でできている)
その水袋の中に自分の内臓や骨や筋肉や自意識が浮かんでいるのを感じてみる。あくまで眺めてみる。それをことばにする必要はない。

もしことばがあふれてきたらそれも自分の中の河に浮かべてみる。もしかかえている悩みやしんどいことがあったら同じように自分の中に浮かべてみる。おへそやおへそから指三本下の丹田に浮かべてみるのかいい。ぐるぐるまわってとけていく。

#ほどけた身体をつなげてみる
ここまででバラバラにほどけた自分のいろいろを少し整理して並べてみる
今度は光のイメージを使ってみる
頭のてっぺんのつむじから光が自分の中を通っていく。自分の全身には水が満ちているので透明。そこに光が通り抜けていく。頭のてっぺんから入ってきた光が

ひたい→のど→むね→おへそ(丹田)→骨盤の中→ひざ→足首→足の裏へと通り抜けて一本のライン作っていく

呼吸は忘れずに。全身の循環も同時に行われているその流れの中を一本の光線が貫いていく

#観察
しばらくなにもしない。さっきまで意識したこともぜんぶ忘れてボーッとする。自意識が目覚めだしたらいまの自分の状態を観察してみる。


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