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拝啓 チャールズ・ヘイワード様

 いやー参りましたね。待ちに待ったチャールズ・ヘイワード(&サーストン・ムーア)の来日2DAYS公演の初日を2日後に控えた3/20に、チャールズの来日中止と、公演はサーストンと灰野敬二、2日目のMARZ公演は吉田達也を加えたトリオで行われることが発表された。チャールズが先般のフランス公演後にメンバーともども食事からノロウイルスに感染し、日本行きフライトの3/19までにまったく回復しなかったとのこと。
 今回チケットを取る際に、招聘元が過去にドタキャンを連発したヴィニール・ジャパンだったので「何が起こるかわからない」と冗談でつぶやいていましたが、まさか現実のものとなってしまった。
 ネット上に飛び交った情報の中に明らかに間違いが含まれており、私はヴィニール・ジャパンに電話で直接問い合わせて諸々確認しました。以下、必要と思われる情報を羅列しますよ。

・3/21(火)午後現在、チケットの払い戻しを行うかどうか調整中

・払い戻し以外の可能性として、いつか実現するであろう(希望的観測)チャールズ・ヘイワード公演に振り替え、もあり得る(実現するかどうかを含めすべてが未定)。

・すぐに払い戻しに応じるかどうか決断できない理由は、チケットが手売りとプレイガイド売りの両方があり、プレイガイド分をどう対処できるかを調整中のため。また会場であるライブハウス(Duo、MARZ)独自の方針もあり、すべてを調整している。

・代替出演者による公演(灰野、ムーア/灰野、吉田、ムーア)を手元のチケットで観たら払い戻しや振り替えの権利は消失する。

以上。
 間違った情報とは、2ちゃんだと思うがヴィニール・ジャパンのfacebookページにリンクを張った上で「払い戻しせず!」とうたっている部分だ。実は私もこの文言に騙されて憤っていたのだが、fbの記述を見ると「払い戻しには応じません」とは一言も書いていない。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1496793306999027&id=202367046441666

 現時点では誠意をもって対応途中である、との言い分であるし電話からもそれは感じられたから信じるしかないだろう。実際電話で対応してくれた女性スタッフは、某氏と違って日本語がまともに通じるし話している内容、話し方に誠意を感じた。ただ彼女は決定権を持っていないので、説明しながらももどかしい様子ではあったけど。
 明日にDuo公演、あさってにMARZ公演を控えて2日分ともチケットを取った私はどうするか?今日の電話問い合わせですんなり決まりました。それは・・・灰野、ムーア/灰野、吉田、ムーアの代替セッションは観に行かずチケットを手元に持ち続け、払い戻しor振り替えに期待する、だ。この選択をした場合、手元のチケットが紙切れになる可能性はゼロではない。が、私にとっては代替セッションがチャールズ・ヘイワードが出演するステージと等価値とは言えず(吉田/灰野の組み合わせは昔KNEADで観たからレア感は無いよ)、もし払い戻しが現時点で決定していたら迷わず払い戻しするね。

 そして一番期待しているのは、実は振り替え公演。今回招聘元は元々THIS IS NOT THIS HEATで呼びたかったらしいが、諸事情によりサーストン・ムーアとのデュオになった。もし振り替え公演がこの先あるとすれば、THIS IS NOT THIS HEATというかヘイワード&バレンのWチャールズの再結集である可能性に(希望的観測として)期待したい。
 YouTubeにはこのTHIS IS NOT THIS HEATの動画は断片的にはUPされていたが、直近3月4日のロンドン、ザ・バービカン公演の映像を見てたまげた。大編成バンドによる『Horizontal Hold』だ。向かって左端にコントラバスが見える。もっと枯れた感じのやつを想像してたから、背筋がゾクゾクした。せっかくならコレを観てみたいよ。
https://www.youtube.com/watch?v=BOt1AQ2OIIA

 なので明日、明後日の公演は観に行かずにチケットを温存し、きたるべき払い戻しまたは振り替え公演に期待したい。繰り返すが、これはあくまで私の個人的な主観であって、みなさんに「こうした方がいいですよ」とオススメするものではない。
 いずれにせよ、チャールズ翁には体調回復に努めていただき、何ヵ月後かわからないが元気な姿を日本のファンの前に見せて欲しいものだ。
https://www.barbican.org.uk/music/event-detail.asp?ID=19383

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