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銀行口座 in Mexico

今日は1日一歩も外に出ずパジャマで過ごした。夫も私もこのところ新居マンションのデベロッパーとの諍いを巡って神経をすり減らしてきたため休養が必要だったからでもあるのだが、メキシコにて開設した銀行口座のオンラインアカウントへのアクセスに思いの外時間がかかったからでもある。

まずは銀行発行のIDとパスワードが書かれた用紙を横に置き、パソコンを立ち上げた。オンラインバンキングのサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力すると画面にQRコードが登場し、アカウントの初期設定のためスマホのアプリでこのQRコードを読み込むようにとの指示がある。アプリを立ち上げてみてもQRコードを読み込む術がない。カスタマーサービスに電話してみると我々のダウンロードしたアプリのバージョンではQRコードを読み込む機能がないので一旦アプリを削除して再度ダウンロードするように言われる。言われた通りにすると確かにQRコードを読み込むことはできるようになったがその先どうすればいいのか皆目見当がつかない。再度カスタマーサービスに電話してその先の指示を仰ぎ更に先に進むことができたが肝心の我々のアカウントに到達することはできず再度カスタマーサービスに電話。合計4回カスタマーサービスとの会話を経てスタートから四時間経過後ようやく自分達のアカウントに入ることができた。セキュリティが強固だからとも言えるが、ここまで使いにくいということはサービスの設計ミスではないだろうか?

思えば当の銀行口座開設時にも酷く時間がかかった。何に時間がかかったかというと、サインすべき書類の多さと、筆跡確認の厳しさが尋常でないから。パスポート、住所の証明となる書類(ほぼ100%電気料金の請求書がこの目的に使われる。不思議なのは、請求書の宛名が別人であっても住所の証明として受け付けてもらえること。我々も当時滞在していたエアビーの部屋のオーナー名義の電気料金請求書を提示した。なぜそれが我々の住所の証明になるのか謎)運転免許証と共に本人が直接出向いて目の前でサインしているのにパスポートのサインと微妙に違うと何度も突き返された。挙句の果てにパスポートのサインには小さな点があるからこの点を足して書く練習をしろと言われ、夫は自分のサインを何回か練習して再度書類にサインをした。そんなやりとりを経て数時間後にようやく口座を開設することができた。

いずれも不思議なセキュリティの厳しさはメキシコ独特。

Es Mexico.  Hasa el proximo!


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