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フィッシャーズの100分間鬼ごっこに抱いた違和感 #マーケティングトレース

こんにちは。Chapmanというバンドのドラマーであり、MiddleField株式会社でプロダクトマネージャーをやっているTeeです。

今僕は、Chapmanのレコーディングが行われているスタジオの中でコレを書いています。笑(※書き始めて30分くらいでRECに集中することにしたので、数日に渡り書いています。)

そんなことはどうでも良いです。本題に入りましょう。

先日、こんな会が開かれました。

会社でYouTubeチャンネルを運営する身としても、そして個人的にもYouTuberのコンテンツが大好きな僕としては、参加しない理由がなかったわけです。

この会では、「このYouTuberのこのタイアップ動画はココがすごいよね~」というような会話がたくさん行われ、動画マーケに関して愛ある人達と楽しく考察しました。

ああ~自分は動画コンテンツが結構好きかもしれない~~と改めて感じた1日だったなと思います。

ということで。(?)

最近見た動画の中でなんだか違和感を覚えたものがあったので、今日はそれについて徒然なるままに綴ります!

フィッシャーズの100分間鬼ごっこ動画

数年前から、トップYouTuberの1組として大変人気のあるクリエイター、「Fischer's-フィッシャーズ-」

どんなクリエイター集団かというのは、UUUMのクリエイターページから引用させて頂きます。

スポーツマンからダンサー、歌い手、クリエイター、社会人までそれぞれの個性光る仲良し7人(シルクロード/マサイ/ンダホ/ぺけたん/ダーマ/ザカオ/モトキ)からなる思い出系ネットパフォーマンス集団。バラエティ豊かなメンバーが揃った時の掛け合いが抜群。中学の思い出として動画投稿をスタートしたのが始まりで、今では多くのファンを持つチャンネルに成長した。コメディ、チャレンジなどを、とりあえずテーマを決めてカメラを回し、あとはアドリブで動画を作り上げていくという、ライブ感と息ピッタリなメンバーの関係性が見所なチャンネル。

チャンネル登録者数は597万人、日本で3番目の登録者数を誇ります。(2020年1月26日現在)

彼らは運動系の動画をよくアップしていますが、その中でも2019年の1月に話題となった1つが、こちらの動画。

【100分間】大人気YouTuberたちvsシルクロードで本気の鬼ごっこした結果!?

その名の通り、日本で人気のトップYouTuberたちを集めて、フィッシャーズメンバーから鬼ごっこで100分間逃げ切れるか?という動画。

12組16名のYouTuberたちが出演したこの動画。UUUMのクリエイターのみとなりましたが、フィッシャーズ×学校(※)といういかにもフィッシャーズらしいロケーションと鬼ごっこという、これまたフィッシャーズらしい"あそび"を超人気クリエイターとコラボし、正にテレビ番組のような企画と編集でめちゃめちゃ素晴らしい動画でした。

(※中学の同級生で学生時代からの仲良しということから、ソフトバンクとのタイアップで学割をPRする際に学校で収録されたり・・・ということもありました)

鬼陣営であるフィッシャーズ側の最後の切り札(スペシャルモンスター)として、シルクロードさんの実の兄である"兄クロード"さんが出てきたのも、フィッシャーズファンとしてはとても嬉しいサプライズでした。

これの2020年版が1月11日に公開されたのですが、それがこちら

【100分間】日本の王者たちvsシルクロードで本気の鬼ごっこした結果!?【フィッシャーズ】

今回は出演者が本当にすごくて、YouTuberだけでなく芸能人や芸人まで出演。参加者は以下の通り。(敬称略)

コロッケ
水上 颯
兄クロード(フィッシャーズリーダーの実の兄)
ヒカキン
藤本敏史(FUJIWARA)
スカイピース
関根りさ
Hinata
向井康二(Snow Man)
髙地優吾(SixTONES)
ミラクルひかる

豪華ですよね~本当に豪華。ジャニーズまでいるし。

そして今年も、動画の最後にフィッシャーズ陣営のスペシャルモンスターが登場。それがなんと、山下智久さん!!ひゃ~~すごい。

こちらの動画に出たゲストたちは、普段からフィッシャーズと仲が良い・・・とのことですが・・・ほんとに・・・?w

というのがまず第一の違和感ですが、まぁその辺は誰もが思うことだし、どうでも良いです。笑

本当にどうでも良い。

それぞれの関係値としては、Six TONESとかはYouTube FanFestで共演歴があったり、コロッケさんのラジオに出演歴があったりと、ちゃんと繋がりはありますからね。(調べが浅いw)

この1年で、YouTubeチャンネルを開設するタレントさんが増えて来て、テレビで活躍するようなタレントさんとYouTuberの垣根がぶっ壊されたことが分かるゲストたちと言えるでしょう。

これまでにも、クリエイター同士のコラボはありましたが、事務所(MCN)が違えど、クリエイター同士が仲良ければ暗黙の了解のような形で実現してきたようです。

なので、特にギャラの調整等は必要なく、本人たち同士の約束で行われてきました。

あ、これは僕が某MCNの方から直接聞いた話です。なのでほぼ間違いないかと。

しかし今回のこのコラボ動画は、さすがに無償で行われてはいないでしょうし、フィッシャーズのメンバーが貯めてきた資金を使って行ったのではないかな・・・というのが、2019年末に公開された動画から伺い知ることができます。

この動画は、2020年は企画への出資を惜しむことなく、スケールの大きなことをやって行くと語られています。YouTubeに掛ける想いがすごいですね。

SNSやYouTubeで個人が活躍する時代と言われ始めましたが、"芸能のプロ"たちが参画して来る中で、ここまで自力で成長してきたYouTuberたちがどのような仕掛けをするのかが、楽しみな1年になりそうです。

まぁ、こういう発表があったからこそ、「この動画に出ているみんな本当に普段から仲が良いんです!」みたいなアピールは要らなかったかなと思っています。笑

ということで、この辺りで、動画マーケ界隈のPEST分析をしておいた方が良さそうです。

動画マーケ界隈のPEST分析

PEST分析をする中で、最高の資料がありまして、参考にさせて頂きました。(もちろんご本人に許可を取っていますよ。)

それがこちら!

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このnoteの最初の部分で触れたイベントの主催者である、山田小百合さん素晴らしい記事から抜粋させて頂きました。

はい。上記のPEST分析からみても、

・YouTubeというプラットフォーム自体の幅やニーズが多様化
・テレビの様にYouTubeをダラダラ見る、流しっぱなしにする人もいる

その結果

・テレビ級の企画の需要も増えた
・芸能事務所の稼ぎ口としてもYouTubeが注目されはじめた

というようなことが言えるので、タレントさんがYouTubeをやらない理由が見つからなくなってきたと思います。

今YouTubeだけで生活が出来ているクリエイターはまだしも、これからYouTubeを始めようとしている個人にとっては厳しい戦いになるのではないでしょうか。

チャンネル運営している身から言っても、初期投資だけでなく継続的に動画を出すにも資金が必要です。特にうちのチャンネルはロケばっかり行っているので、本当にお金がかかる。笑

そんな中、ある程度予算を組んで乗り込んでくるであろう"芸能のプロ"たちと戦わなくてはならないので、個人にしかできない圧倒的な企画が必要になってきそうです。

感じた違和感って?

長々と書いてきましたが、僕はこの、テレビのような大掛かりな企画をとても楽しませて頂きました。編集も本当によかった・・・

だけど、出演者が大物過ぎて、この大物たちを凌駕するスペシャルモンスターは誰なんだ!?という事が気になりすぎて、そのことが頭の片隅にあるままに動画を見ていた為、コンテンツに集中できなかったというのです。笑

そこがすごい違和感だったのです。

フィッシャーズの鬼ごっこ企画って、個人的にエンタメとしてすごく好きなんです。見ていて楽しい。だからこそ、コンテンツに集中したかったという非常に個人的な想いなのです・・・笑

でもこれは、テレビに出るようなタレントさんが出ることなんて殆どなかったYouTubeの世界に、沢山の方が出るようになったばかりだかこそ感じた違和感なのでしょう。

だって、前項のPEST分析でも触れた通り、2020年はもっとたくさんのタレントさんがYouTubeの世界に切り込んでくることが容易に想像できますよね?

という事は来年の今頃、どのYouTuberがどのタレントさんと共演していても、全く驚かない世界になっているんだろうな~と思いました。

そして、テレビにも引けを取らない凄い企画やコンテンツがYouTubeというプラットフォーム上に上がりまくって行くのでしょう・・・

僕的には、そんなYouTubeの世界も楽しみです。

という独り言でしたっ!

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