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邦題と原題が全然違う映画 5選!

どうも、ワイティー(@waithiii)です。

映画には日本で制作された「邦画」と海外で制作された「洋画」があります。洋画が日本国内で上映される場合、大抵は日本語に翻訳されたタイトルで上映されます。

翻訳してくれるのは有難いですが、「原題と全然意味違うやん..」という映画も少なくありません。

この記事では、そんな映画を5作品ご紹介していきたいと思います。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題:Thor: Ragnarok)

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バ、バトルロイヤル…

ばとるろいやる..

Battle Royal.

原題をカタカナにして、『マイティ・ソー ラグナロク』じゃダメだったのでしょうか。

ちなみに寄付のお願いがアグレッシブなWikipediaパイセンによると、ラグナロクは下記の意味らしいです。

ラグナロク(古ノルド語:Ragnarøk(Ragnarök、ラグナレク))は、北欧神話の世界における終末の日のことである。
元来の語義は「神々の(死と滅亡の)運命」であったが、『新エッダ』の作者スノッリが誤ってこの語RagnarökをRagnarökr(Ragnarökkr)と同一視したことが原因で「神々の黄昏」という誤訳が生まれ、広く流布している。
~ Wikipediaより ~

終末の日ですか。たしかにラグナロクじゃ分かりにくいのかもしれないですが、バトルロイヤルはぶっ飛んでますね。もしかしたら、誤訳の方で捉えられるのを危惧したがゆえの意訳かもしれません。

それにしても、MARVEL作品は、「毎回バトルロイヤルですやん」というツッコミを入れたくなります。


『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)

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「真逆の意味やないか!」

そうツッコんだのは、私だけではないでしょう。

意味的には邦題が「無重力」、原題が「重力」です。とはいえ、実際にこの作品を観てみると、どちらがタイトルでも合致するような気はします。主人公は、殆どの尺で宇宙空間にいるので、邦題の「無重力」でも問題なさそうです。

それでも、遭難した無重力空間の宇宙から地球に生還し、「重力」を感じることで生を実感するというシーンがこの映画のフィナーレを飾るので『Gravity』のままで良かったんじゃないのかね?という思いは、いなめません。

まあバトルロイヤルよりは全然良いですが。


『それでも夜は明ける』(原題:12 Years a Slave)

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この邦題は、とてもうまく訳されているなあと思いました。
こういう表現は日本人の良き感性だなと勝手に感じました。

この邦題だけみても、奴隷にされた主人公の物語だとは思わないですが、映画を観た後だと、とても納得感があります。本当に言ったのか定かではありませんが、夏目漱石が「I love you.」の和訳として、

「月が綺麗ですね」って言ったのと同じ感じかもしれません。

まあ、いきなり月が綺麗だといわれても「?」ですし、意図を聞いても「?」ですが。


『セッション』(原題:Whiplash)

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Whiplashは日本語にすると、「むち打ち」という意味です。

さすがにむち打ちを邦題にはできないですねえ。

この作品に出てくる音楽学校の鬼教官は、ことあるごとに生徒たちに対して、魂のビンタをかまします。破壊力が半端ないので、ビンタをくらった生徒は、むち打ち状態みたいになります。暴力だけでなく、暴言もめちゃくちゃ吐きますし。

ただ、暴力的・陰鬱な描写がこの作品の本質ではなく、最後の数分のシーンは邦題の通り「セッション」と付けるのにふさわしい鳥肌モノの映像です。

最後の数分までは、壮大な前フリです。


『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)

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この映画は、原題も邦題も完全に内容にマッチした作品です。

「きっとうまく、いく」っていうメッセージも良いですし、メインの3人は、原題通りアホやなとも思います。

人は生きていく中で、世間的な常識を自分の中でなぜか作り上げてしまって、結果的に自分の首を締めてしまうことが往々にしてあるんじゃないかと思います。

そういう苦しみを感じたり、しんどい気持ちの方はこの作品を観れば明るい気持ちになれるので、とてもおすすめですよ。


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