見出し画像

モロカイ島への聖なる旅 1

2022年の春ごろ

わたしは、家の本棚の前に立って一冊の本を手に取った

もうずっと長い間、本棚で眠っていたこの本のタイトルには

聖なる旅 ピースフル・ウォーリアー
と書かれていた

長年読まれずに眠っていた本

もう大分古くなった表紙からきっとどこかの古本屋で買ったものだろうと古い記憶を辿る

日に焼けたページを開くとそこに書かれていた言葉にわたしの心がザワザワと反応した


「聖なる旅はあなたの内側にあります
あなたがこの世界で自分の求めているものを
見つけなければなりません
さもなければ
マスターがあなたにあいさつをしても
あなたは何も聞かずに
彼の前を通り注ぎてしまうでしょう」

ママチア

わたしは心のどこかでずっと
わたしの師(マスター)の存在を探していた

その答えに導かれている気がしてまた一枚とページをめくって読み進めていく

するとこの本の舞台が
モロカイ島であることを知った



モロカイ島のことが書かれているなんて
想像できない表紙とタイトルに

今ハワイにてこの本を手に取ったことに
不思議なシンクロを感じた

子供たちが夢から覚める少し前

午後の静かなひとときに

しっかりと一文字も見逃さないように

主人公のダンと一緒に
聖なるモロカイ島の旅をした

時に号泣し
時に感情が高ぶり体温を厚くなるのを感じ

そしてママチア(本に出てくるカフナの名)を近くに感じた

この物語をきっかけにいつか自分の足で
モロカイ島を旅しようと決めて
一年ちょっと
ようやくモロカイ島へ行くことになった

が、、、

この旅はただただ楽しい
アイランドホップの旅ではなかった

まるでこの物語のように。。。


続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?