のぞみ野地域食堂×TEDICコラボイベント
今回のぞみ野地域食堂さんから、「のぞみ野地区で行われていたヨガサークルが解散することになり、そこに充てていた資金を地域食堂で使うのではなく、是非TEDICとコラボする形で使いたい」とお声がけしていただき、今回のイベントを行うことになりました。
今回のイベントが、地域食堂に子ども達が顔を出すきっかけになったら、という狙いもありました。
今回イベントを行ったトワイライト蛇田拠点も以前は食事提供を行っていて、活動の中で子ども達とご飯を食べる時間があったのですが、コロナが蔓延してから、長いこと中止していました。コロナが落ち着き、食事提供を再開した拠点もあるのですが、トワイライト蛇田ではまだ再開はしておらず、今後食事提供を再開するための予行練習として、チューター、職員共々張り切って挑みました。
当日の内容
日 時:12月15日(金)18:00‐20:00
場 所:新蛇田第一集会所
参加者:大人12名、子ども7名(計:19名)
食事のメニュー:
デミグラスハンバーグ
ナポリタン
お米
サラダ
ショートケーキ
流れ:
①のぞみ野地域食堂の方が料理を作る、盛り付け
➁子ども達とスタッフがそれぞれの席まで配膳
③のぞみ野地域食堂、TEDIC一緒に食事
④自分で食べたものは自分で片付け
⑤片付けが終わり自由時間
当日の様子
普段はバラバラに好きなことを行う子ども達が、大人しくご飯食べる席の近くに座り、料理が出来るのを楽しみに待っていました。
いざ食事が始まると、子どもたちはもちろん、チューターやスタッフも食事に夢中になり、「おいしい!」「ハンバーグでっかい!」といった興奮の声が飛び交っていました。
途中から準備を行ってくれた地域食堂の方も一緒に食事を行い、子ども達とそれぞれ交流していた様子がありました。中でも嫌いな野菜の食べ方を工夫して食べる方法を地域食堂の方から教えて貰い、実際に教えて貰ったとおりに食べる子がいました!
ご飯があまり、全体でおかわりをめぐったじゃんけん大会を行った際には、これまで個々で食事をしていた場が一堂に楽しむ場へと変わり、通常の活動とは異なる共有の経験を得ることができました。
全体を通して、地域の方々は子どもたちに対して初めから自然体で接してくれて、子ども達は普段関わることの少ない世代の方との交流の中で、初めは緊張や戸惑いがあったのですが、終盤には自ら地域食堂の方と会話を始める子どもも数名おり、短時間でも仲が深まったのを感じました。
全体を通して
地域食堂の方の「嫌いなものも一回食べて見な」といったような、子どもたちに何かと提案してくれる姿勢を見て、子どもたちとコミュニケーションを取るうえでは単に「合わせる」だけではないということを改めて学びました。
おかわりするかどうか迷っている子がおり、スタッフが「おかわり一緒にいこ」と声をかけ、一緒におかわりしに行くと、その後一人でおかわりに行くようになり、子ども達にとって一歩背中を押すことが大切であるということを感じました。
また、帰り際に子ども達は野菜もいただき、帰りの送迎車の中で一人の子どもが「お母さん喜ぶかな」とつぶやく姿を見て、その瞬間だけでも今回のイベントを行ってよかったと感じました。
参加したチューターたちも満足感を覚えているようで、帰りの車の中では「今日の活動は良かったね、あの場面での協力が本当に助かった」といった会話が溢れており、スタッフにとっても良い場だったなと感じます。
子ども達にとって地域の中に居場所が増やすために今後も定期的に行っていきたいと思いました!!