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はじめての体外受精記録#8(移植)

ついにこの日がやってきました。

これまでこんなにリアルタイムで備忘録をまとめてこなかったので、こういう重大局面が迫ってくるとドキドキしてきます。

D15 採血

E2 339.5/P4 14.68で移植前の値としては問題ありませんとの事。採卵の時と違って説明も短く淡々と終わりました。

D16 移植日

予約の時間はお昼過ぎです。

この日はたまたま仕事が休みの日だったので、基本的に朝は弱いため薬が無ければ昼前まで寝ている夫婦です。でも薬もあるし移植日で緊張していたこともあり、私は朝早く起きて準備をしました。前日深夜までゲーム三昧だった旦那はもちろん起きてこず・・・ちょっとした温度差にもやもやしながら家事を済ませ、お昼ご飯を二人分作って一人で食べてそろそろ出かけようかというところでやっともぞもぞ起きてきました。必要最低限の会話を交わして家を出ます。外は裏腹にとってもいい天気でした。

病院に着いたものの、他にも何人か移植の方がいたり診察も混んでいたみたいで1時間ほど待ちました。先生も一人だったので問診の部屋と移植の部屋を行ったり来たりされていて大変そう・・・

いよいよ名前を呼ばれて採卵の時と同じ部屋へ。採卵の時とは違って着ている服のまま下着だけとってベッドに。汚れるといけないのでスカートも脱いでいいですよと言われ、さらにコロナの関係でバスタオルではなく大きな紙?をお股の上にかけた状態で待ちます。まずはその状態で(なんとも恥ずかしい姿で)培養士さんから融解した卵の状態について説明を受けます。問題はないということで先生を待つことおよそ10分。まずは消毒をしてもらい(これがやっぱりちょっと苦手)、器具を挿入してもらいます。横のモニターを見ながら、この辺に卵を置きますからねーと説明されました。培養士さんがおそらく卵を持って入ってきて名前を確認されます。ここの手術室?のモニターはいつもの卵胞チェックのエコーの機械よりも画像が粗い気がするのですが、その粗い画像の中で白い管が子宮に向かって伸びていき、先生が培養士の方に「もう5mm・・・2mm」と位置を調整して定めたところで、プシュッと何かが押し出されました。もやっとしたものが子宮に排出され、「これが卵ですよ。いいところに落とせましたからね」と言われて終わりました。

こちらの病院では安静時間はなく、その後先生から移植の時の写真を見ながら再度説明してもらい、血液検査も内膜も問題ないし移植もうまくいったから、いい結果になると良いですねと言ってもらい、終わりました。次の診察は判定日です。あとは薬を忘れずにいつも通り過ごして待つだけ。何か体調の変化があるわけではないですが、これまでは卵と精子が出会えているかわからない、もちろんその後着床しているかもわからない、おなかの中で何が起こってるかわからないふわふわした状態でそわそわ期を過ごしていたわけですが、あの受精して成長した卵を見せてもらって、さらに子宮の中に戻してもらう瞬間まで見届けた上で過ごすそわそわ期はより一層そわそわが増しているような気がします。サプリやジンクスもなんだかやる気になれず・・・いつも通りいつも通りと思いながら全く集中できない毎日です。

次回更新するとしたら判定日以降になるような気がしますが、もしかしたらどちらになっても怖くて結果が書けないかもしれないです・・・期待しすぎてはいけないとわかってはいても、楽しみにしたい気持ちもあり・・・とにかくお腹に戻ってきた卵を愛でながら日々を過ごします。

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