今、米津玄師が人気のわけ

若者を中心に人気のアーティスト、
米津玄師さんは自らの仕事を

「自分の弱さを言葉にして切り売りする」
仕事と自らのブログで表現した。

どうやらこれからは人間の「強さ」ではなく、人間の「弱さ」に共感が集まる時代なのかもしれない。

ということで、これからぼくも気の向いた時に
このnote投稿などで
自分の「弱さ」をさらけ出していきたいと思う。

…と、
口で言うのはカンタンだが、
実行するのはとても難しい。

なぜかって?

あなたもやってみれば分かる。
まず、恥ずかしい。

人間は自分の心の奥底にある声を
表面にだすことは少ない。
(とくに日本人は。)

ぼく自身も本当に心の底から思っている言葉、
いわゆる「本音」を他人に話した経験は

大学2年生になる直前、
体育会テニス部で後輩が入ってくる前の
同期ミーティングが初めてだった。

それまでは親にさえ、
自分の心の奥底のものを伝えたことはない。
(だからコミュ障なのか…)

正直、あの同期ミーティングの時の
「気持ちいい」感覚は今でも覚えている。

自分の腹に詰まった、モノスゴイ異物を
吐き出した後のような「気持ちよさ」。

言わなかったけど、
あれからぼくは毎月の同期ミーティングで

本音を吐きだす「気持ちよさ」を
楽しみにしているヘンタイだった。

(…ほら、今「弱さ」出しましたよ。)

そして、人間は
自分の本音を安心して吐き出せる相手、
受け入れてくれる相手を「親友」と呼ぶ。
(と、勝手に思ってます)

逆にいえば、
本音とは「親友」以外には、
なかなか言えないものだ。

なぜなら、

本当に心の底から出てきた本音は、
ハッキリ言って、汚い。

もしくは、ピュアすぎて"夢見がち"になる。

だから、
往々にして批判される。否定される。

それを米津玄師さんのように
歌として表現することや、

ぼくみたいにSNSでバラまいちゃうのは
すごく恥ずかしくて、コワイ。

でも、これからはより
「価値観の時代」になるとぼくは思っている。

「価値観の時代」とは何か。

インターネットが普及する前は、
人が一生のうちに関わる他人なんて、

家族と、ご近所さんと、
同じ学校、職場の人くらいであった。

だから、
もしたまたま同じ学校、職場になった人と
大きく「価値観」が異なると、人間関係がストレスフルになる。

「価値観」って分かりづらい言葉だと思うので、
わざと極端な例をだすと

「女は家庭にいるべきで、男は働くべきだ!」

って価値観の人と、

「男も女も平等!家庭にいるのも働くのも個人の自由だ!」

って価値観の人同士が

同じ職場にいたり、
まして結婚なんてしたら
めっちゃストレスだよね、って話である。

しかし、「価値観」が違おうがなんだろうが
学校や職場、まして家族をコロコロ変えることなどできやしない。

ヒトは他人と関わることで
自分を保つ「社会的な動物」である。

つまり、「価値観」の違いは
ガマンするしかなかった、ということだ。

一方で。

今ではインターネットがめちゃくちゃ普及した。

なので、学校も職場も違う他人と
カンタンにコミュニケーションが取れるし、

実際に会うことだってできる。

(ぼくもSNSだけで10人くらいは会ってきたかなー)

つまりは、
自分と「価値観」が合う人を
いくらでも探し出せる。

そして、職場や学校、
ときには家族よりも

自分と同じ「価値観」を持つ他人との
つながりを優先する。

そんな社会になりつつあるということ。

これは良い悪いではなく、
そういう時代の流れ。

…ってなんの話してたっけ。

あー、そうそう
だからネットで本音の発信をしておくと

自分の「価値観」を表明することができて、
気が合う人が見つかりやすいよ、

ってこと。

ま、逆もしかりだけど。

「ネットで本音の発信ってなんか難しい…
どうやるの?」

次回はそんな人のための
投稿でもしよっかなー

おわり。


お金いらないんで、ハートを押すと1万円もらった時くらいの脳汁が出ます