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秋の昇仙峡を下ってみた

中央線特急あずさ、かいじで甲府まで直行し、バスに乗り換えて50分ほど北上して昇仙峡へ。前回、金櫻神社、夫婦木神社を参拝しました。

今回は、昇仙峡の絶景を紅葉とともに楽しんだ話をします。特に快晴の秋に行くと、自然が創り出した白い彫刻美と鮮やかな紅葉、澄んだ青空のコントラストが美しいので、オススメです。

昇仙峡は、夏は涼を求めて秋は美しい紅の光景を求めて混雑します。特に11月上旬の紅葉シーズンは渋滞で、自動車が動かないほどです。途中で降りて歩いて行った方が早いのではないかと感じられるほどです。

昇仙峡

甲府盆地に入るまで4km続きます。1953年、国の特別名勝に指定され、全国観光地100選の渓谷の部で1位に選出されたことがあります。
昇仙峡は、川が岩を削ることによって誕生しました。昇仙峡の北にある金峰山から甲府盆地までは、昔の火山活動により、黒雲母の多く含まれた花崗岩《カコウガン》、|花崗閃緑岩カコウセンリョクガンが分布しています。昇仙峡は、長い年月をかけて硬い岩盤が雨、寒暖差、太陽光、風によってボロボロになったり、金峰山から甲府盆地を南へ突き抜け、笛吹川に合流する荒川によって削られて深い峡谷を形成しました。荒川の両岸に垂直に近い谷壁が作られ、岩肌は花崗岩に含まれる石英によって白くなります。さらに、岩の割れ目から松、紅葉が生え、四季折々の美しい風景を創り出しました。

1972年、御岳昇仙峡グリーンラインが金櫻神社から盆地に向けて開通して誰でも気軽に行けるようになりました。

夫婦木神社姫の宮から昇仙峡口まで散策

前回の記事の続きで、夫婦木神社から昇仙峡口まで下りました。

昇仙峡ロープウェイ

姫の宮の隣りにある昇仙峡ロープウェイから弥三郎岳(標高1058m)山頂付近へ移動できます。1014m、5分の旅を楽しみながら、300mを上ります。定員は42名で、夏休み、紅葉シーズンは特に混雑します。

仙娥滝から昇仙峡口のつながっている遊歩道

全長4kmの道のりを川のせせらぎを聴き、紅葉を楽しみながら歩きます。自然の力によって削られた岩肌の絶景が広がります。人面崖など、自分なりに気になる風景を見つけても楽しめます。

人の顔のように見える岩肌
うつくしい紅葉

仙娥滝

昇仙峡の魅力あるスポットの一つ。落差30mもの滝。流れ落ちる水のエネルギーを感じられます。

途中、仙人茶屋でお茶を飲みながらゆっくり休憩しました。水晶にちなみ、作られた水晶玉という和菓子は、見た目はほとんど金精軒の水信玄餅でした。きな粉、黒蜜をかけていただきます。ほのかに甘く、食感も分かります。

紅葉の写真も撮って昇仙峡口へ到着。昇仙峡口から甲府駅へ戻ります。甲府のお土産について、またいつかお話しします。

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