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イナゴ

X(Twitter)で近頃スパムアカウントの跳梁跋扈に辟易している。

あの場所にアカウントをお持ちの方なら、タイトルでだいたいお察しであろう。脈絡もなく「プロフを見て」とリプライを飛ばす出会い系アカウントや【貧乏から成り上がり大金持ちになりました】と見え透いた嘘をプロフに記載しているあのアカウント群である。多くは【中の人】が存在しない自動Botであり、文字通りの【人でなし】の集まりだ。見かける度に殺意に限り無く近い激しい怒りを感じる。

何気ない呟きに間髪入れず上記のスパムアカウントから大量にリプライがつく、さればとリプライをフォロア限定に設定すれば今度はファボがついてスパムアカウントにフォローされる。勿論そんなアカウントは見るだに不快なのでブロック一択であるが、スパムアカウントはイナゴのように無尽蔵に湧くのでぶっちゃけイタチごっこでしかない(オマケに運営はスパムアカウントに対して何ら対応はしてくれない)。

創作関連、特にハッシュタグつきのポストにそんなスパムアカウントの猛攻があるともう目も当てられない事となる。過日もそれで泣く泣く大事なポストを削除したばかりだ。
おかしなもので、あの手のスパムアカウントに目をつけられたポストにはブロックしてもブロックしても次から次へと新手のスパムアカウントが寄ってくる。だから最終的にはポストを削除するより他に手の施しようが無くなるのである。

最近はこれに加えて、中東圏から(ちと下品な表現になるが)所謂【インプレッション乞食】のアカウントが大量に来るようになった。
幸い(と言ってしまって良いのかどうか)、ワタクシのような泡沫アカウントでは未だ直接こうしたインプレッション乞食からのリプライは来ていないが、インフルエンサーと呼ばれる層のアカウントのリプライ欄は目も当てられない惨状を呈している。
しかも、最初はアラビア文字でのリプライだったものが段々手口が巧妙になって来て、日本語のリプライをコピーして貼りつけたり、自動翻訳ツールで翻訳して書き込む例が増えている有り様だ(それでいて全く会話が成立していないところが更に怒りを激しくさせる)。
誰かがこれを例えて【魔族が人間を欺く為に擬態している】と評していたが、言い得て妙だ。完全に同意しかない。

最早、X運営には何も望んでいないので今更とやかくは言うまいが、嗚呼言うスパムアカウントが無罪放免で、何も違反していないアカウントがある日突然前触れも無しに凍結される昨今のXの運営方針には、流石に首を傾げざるを得ない。

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