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2023中山金杯(GⅢ)

年明け最初の重賞は東西金杯、いずれもハンデ戦で一筋縄いかない一戦ですね。
ここでは中山金杯を。

【中山金杯】

芝が今週からCコース、荒れた内側をカバーしますが、ただでさえ小回りの芝2000㎡、コース幅が狭まったことで四角のコーナリングが鋭くなり、外目の馬は外に膨れやすくなるロスが生じやすいため、内枠有利の傾向。
実際に近5年では
1枠=0-1-2-7
2枠=1-1-1-7
3枠=0-0-1-9
4枠=2-1-0-7
5枠=1-0-0-9
6枠=1-0-0-9
7枠=0-0-0-10
8枠=0-2-1-11
で、7~8枠合わせると[0-2-1-21]と勝ち切れていません。
馬番別では
一桁=4-3-4-34
二桁=1-2-1-35
一桁馬番が断然優位、二桁馬番で勝ったのは重賞3勝の実績を持ったウインブライトで、よほど力がある馬でなければ厳しい。
今年のメンバーを見ると、外枠の馬に目ぼしい馬はおらず、今年も内~中位枠優位とみます。
そして、脚質別にみても、四角で10番手以下の馬は[0-0-0-33]と不振で、前走で四角10番手以下だった馬も[0‐2‐0‐19]ですから、後方からがテンプレの馬には厳しい
以上の傾向を踏まえて、今年の中山金杯の予想。

◎④エピファニー

横一線の混戦メンバーですが、一応の本命はエピファニー
朝日杯は後方3番手から四角で5番手に押し上げるも、外々を回される競馬で4着と取りこぼしており、内に入れば際どかった一戦。
中山コースは外回り[0-0-0-2]に対し内回り[2-0-0-0]で小回り適性は高く、
今回の3枠4番は好枠であり、鞍上が未知数ながら好相性のチャレンジC組だけに、人気でも重視したい。

馬券は内~中枠に入ったハイレベル世代の5歳を中心に、前に取り付けて進めそうな7歳馬アラタを加えた5頭のボックスで考えています。
ただ、厳冬期のハンデ戦だけに大勝負は禁物としておきます。

【結論】

◎④エピファニー
▲③リカンカブール
▲⑧ボーンディスウェイ
△②アラタ
△⑩マテンロウレオ

▲③リカンカブール
当該距離[4‐1‐0‐1]で、余裕残しだった前走が唯一の着外(チャレンジC7着)も勝ち馬からコンマ5差なら、絞って出走してきた際には逆転の余地もある。
▲⑧ボーンディスウェイ
同舞台では2歳時にGⅠ5着、3歳時にGⅡ3着と実績があり、特に後者の勝ち馬が菊花賞馬、2着馬がダービー馬でその2頭と僅差の競馬なら、復調してきた今回力上位の可能性。
△②アラタ
小回り適性が高い7歳馬で、好成績は前目で進めた時で、逆に後方だと凡走のタイプ、前で競馬すれば怖い鞍上で、格上重賞だった前走度外視で人気落ちの今回は押さえたい。
△⑩マテンロウレオ
昨春GⅠで4~5着と好走歴があるようにGⅢでは格上、坂あり小回りコースの適性は高そうで、好相性のチャレンジC5着からの臨戦だけにトップハンデでも怖い。

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