2023 レパードS(GⅢ)&エルムS(GⅢ)

今日は新潟と札幌の2場開催で、重賞はいずれも中距離ダートという構成。
新潟のレパードSが3歳限定で1800m、一方の札幌エルムSが3歳・古馬混合で1700mと距離が似通っているわけですが、3歳は前者に向かうわけで古馬相手の後者に参戦するケースはほとんどない状況。
こういう日程構成、JRAも何とかしてもらいたいもんだと思うのは私だけでないかも知れません。
そんなわけで、今回は2重賞の予想をサクッと。

【レパードS】


出走馬15頭中3勝馬がわずか3頭で、残りの11頭が2勝馬というメンバー構成。
過去10年の傾向を見ると、
3勝   8-3-3-25 20.5% 28.2% 35.9%
2勝以下 2-7-7-93 1.8% 8.3% 14.7%
(%は勝率 連対率 複勝率)
3勝馬が断然の成績を誇っており、軸という面で行くと中心はそちらからでしょう。
今年の出走馬で3勝馬が3頭ですが、ライオットガールは過去10年で[0-1-2-13]という牝馬パスクオトマニカも過去10年で[0-1-0-6]の前走芝ということを踏まえれば、自ずから本命は決まってきます。

◎⑬エクロジャイト

本命はその残った一頭の3勝馬エクロジャイト
メンバーで唯一のOP以上勝ち馬で、その前走鳳雛Sがすんなりハナを切ると加速ラップで後続を圧倒する内容で逃げ切り。
埒沿いを進んだ馬が軒並み馬券外に沈む不利な状況を踏まえれば、酷暑で力が要る今日のパサパサのダートは向くと見ます。
出遅れから無理やりハナを切る形だった2走前のヒヤシンスS3着も、先着した2頭(ぺリエール、ゼットリアン)のその後の戦績を考慮すれば負けて強しで、実績面でも抜けた存在。
除外の不安がない中でここを目標に調整して臨む一戦、まずは軸を外せないと見ます。

◎⑬エクロジャイト
△⑤ライオットガール
△⑥オメガギネス
△⑨ミスティックロア
△⑭クールミラボー
★⑫マテンロウガイ

(参考印)


【エルムS】


大沼S→マリーンC→エルムSという流れで、北海道のダートOP戦の総決算といえる重賞で、いずれも1700mで行われているのがポイント。
過去10年で前走OP特別(L競争も含む)が[6‐4‐3‐46]]で、特に前走マリーンCだった馬は[6‐3‐2‐35]と中心ローテ。
但し、OP特別4着以下が[0‐1‐1‐30]と未勝利ということを踏まえれば、軸はマリーンC3着以内から入るのが自然でしょう。
因みに、前走OP特別4着以下で馬券になった2頭は
2022年3着オメガレインボー (前走マリーンS・1番人気4着) 前年2着馬
2019年2着ハイランドピーク (前走大沼S・3番人気6着) 前年1着馬
で、2頭の共通点は前年馬券内というリピーターであることで、今年の出走馬でこのパターンに該当する馬は不在なことから、悉く軽視でいい一戦(但し、今日の札幌は雨予報で脚抜きがいい馬場になることが予想されることから、馬場適性で一変する馬は出てくるかもしれない)。

◎③ペプチドナイル


今年のマリーンC好走馬は1着馬ペプチドナイル、2着馬ルコルセール、3着馬セキフウの3頭。
この3頭は揃って馬券に抑えなければならないが、中でも大沼S→マリーンCを連勝中のペプチドナイルが本命軸。
この2戦がいずれも2着以下を3馬身以上千切る圧勝で、前走からコンマ5軽い57㎏で参戦できるのは大きい。
鞍上が重賞未勝利に加え、目標にされやすい脚質という点を考慮すれば頭固定ではないが、馬券は外さないとみて軸不動の本命とします。

◎③ペプチドナイル
△⑥セキフウ
△⑩カフジオクタゴン
△⑪タイセイサムソン
★⑧ロッシュローブ
……前走マリーンC6着で本来なら軽視対象ながら、重馬場だった3走前の門司S勝ちを考慮すれば馬場で浮上の可能性あり。
(参考印)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?