2023クイーンS(GⅢ)

先週から始まった札幌開催、今回のクイーンSから重賞が立て続けに行われますが、当ブログでは札幌開催の重賞予想を取り上げていきたいと思っています。
7月30日(日)クイーンS(GⅢ)
8月6日(日)エルムS(GⅢ)
8月20日(日)札幌記念(GⅡ)
8月27日(日)キーンランドC(GⅢ)

今週のクイーンSは2000年にそれまでの中山9月で開催された3歳牝馬限定戦から舞台を札幌に移して3歳古馬混合の牝馬限定戦に替わりましたが、現行条件で3歳馬の優勝は5頭

2003年 オースミハルカ ☛2004年エリザベス女王杯2着
2010年 アプリコットフィズ ☛当年の秋華賞3着
2011年 アヴェンチュラ ☛当年の秋華賞1着
2012年 アイムユアーズ ☛前年の阪神JF2着、当年の桜花賞3着
2017年 アエロリット ☛当年のNHKマイルC1着

この5頭に共通しているのは、それまでGⅠで馬券内に入ったことがある、または後にGⅠで馬券内に入ることになる馬という点で、一言でいえばここを勝てる3歳馬はGⅠ級レベルということ。
古馬に対して斤量面の恩恵を受ける3歳だが、よほど力が抜けた馬でなければ古馬を負かすことができないという証左ともいえます。
既にGⅠ級の実績を残しているアイムユアーズとアエロリットはもちろんだが、それ以外の3頭のうちオースミハルカとアプリコットフィズにはすでに重賞勝ちの実績があったうえクラシック参戦経験を踏んでおり、残りのアヴェンチュラにも阪神JF4着がある以外は馬券内から外したことがなく底を見せていなかったことから、並みの3歳では通用しないということ。
今年は4頭の3歳が登録していますが、その取捨選択がカギとなる今年のクイーンSの予想です。

◎⑦ドゥーラ

今年の3歳4頭のうち、すでにGⅠ馬券内の実績を持っているのはこのドゥーラのみ。
その前走オークスは15人気ながら直線で外から鋭く脚を伸ばして3着で、上がり3F34秒1は勝ったリバティアイランド(34秒0)に次ぐ2位。
3歳世代では断トツで力が抜けているリバティアイランドよりコンマ1遅いだけの上がり時計を考慮すれば、必ずしもフロッグとは言い切れず、全2勝を挙げている札幌芝1800mでは今回は力が抜けているとみて、本命とします。
全成績[2‐1‐0‐4]ですが、掲示板外に敗れた3回がすべて芝マイル戦で、それを除いた戦績[2‐0‐1‐1]はすべてマイルより長い距離で挙げたもので、距離が長いほど持ち味が活きるタイプ。
特に札幌芝1800mでは[2‐0‐0‐1]で、唯一の馬券外もデビュー戦の4着で上がり3Fのタイムはメンバー1位を出しているように、小回りで機動力を生かして末の持続力勝負に強いタイプ。
初勝利を挙げた2戦目では後のGⅠホープフルS馬ドゥラエレーデ、続く札幌2歳Sでも阪神JF3着馬ドゥアイズと続けてGⅠ級を下している点も加味すれば、同世代で実績は抜けた存在で、重賞勝ち馬とはいえ2歳時なので斤量は3歳の基準51㎏のまま出走できる点は大きな武器。
鞍上は前走と同じ引き続き斎藤新が騎乗する点もマイナスにならず、騎乗機会は[2‐0‐1‐2]。
馬券外2回が前述のデビュー戦と阪神JF6着で、特に後者は出遅れが響いた形で、上がり3F35秒0は勝ったリバティアイランドより早く、そのリバティアイランドからコンマ7差なら度外視可能な一戦。
舞台設定と鞍上との相性、斤量とすべて優位に働くとみて不動の◎とします。

連下候補は5頭。
2走前GⅡ阪神牝馬S3着で今回絶好の1枠1番に入ったコスタボニータ、鞍上を武豊に戻してきた牡馬相手のシンザン記念勝ち馬ライトクオンタム、函館記念2着から中1週でルメールを配してきたルビーカサブランカ、札幌で勝ち鞍があり初重賞の前走で目途が立ったジネストラ、重賞2勝でその鞍上デムーロに戻してきたミスニューヨーク

◎⑦ドゥーラ
△①コスタボニータ
△②ライトクオンタム
△④ルビーカサブランカ
△⑪ジネストラ
△⑫ミスニューヨーク

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