2023凱旋門賞(GⅠ)

今年の凱旋門賞に参戦する日本馬は⑨スルーセブンシーズ一頭のみ。
宝塚記念2着こそあるとはいえ重賞未勝利と実績面で乏しいうえ、ただでさえ通常なら”非国民上等”で日本馬は一銭も要らない凱旋門賞ですが、今年に関しては勝ち負けの目はアリかも知れません。

毎年重い馬場でこの時期は降雨で道悪になりやすい時期ですが、今年は良馬場が見込め、ノーザンが宝塚記念の前から凱旋門賞&愛チャンピオンSに登録していたうえ、地元欧州勢の顔ぶれを見ても、レーティング最上位の⑦フクムが昨年のドバイSCでシャフリヤールに、⑥ウエストオーバーも今年のドバイSCでイクイノックスに完敗という状況で、例年と比べても一枚落ちる印象。
また、血統的にもナカヤマフェスタ、オルフェーヴルと凱旋門賞2着に好走した日本馬たちと同じステイゴールドの血脈を受け継いでいることから、ロンシャンの馬場にも対応できる可能性を見越して、ノーザンFサイドも早くから参戦を決めていたとみます。

それを踏まえると、今年のスルーセブンシーズ無印はむしろ危険であり、勝つとはいかなくても2~3着の可能性は否定できないとみて、最低でも連下に押さえる必要はあるでしょう。

但し、例年通り地元欧州勢優位の一戦で、さすがに欧米勢も有色人種の国”ジャップ”……もとい(笑)、日本の馬に勝たれる事態だけは避けたいところ。
一昨年のブリーダーズCでラヴズオンリーユーがフィリー&メアターフ、極めつけがマルシュロレーヌがディスタフを制した二の舞だけは避けたいと必死になることは明白でしょう。
そうなると、軸は欧米勢から……ということで、今年の凱旋門賞の本命馬です

◎⑬エースインパクト

本命は3歳のエースインパクト、地元フランスのダービー馬が制すると見ます。
戦績が5戦5勝と負けなし、そのうち4戦が日本でもおなじみC.デムーロが騎乗、古馬に対して56.5㎏と斤量面でのアドバンテージを受けている点でも有利で、ここは連勝記録を伸ばすとみて本命とします。

【結論】
◎⑬エースインパクト
▲⑨スルーセブンシーズ
△⑥⑦⑩⑫⑭⑮

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