2022札幌記念(GⅡ)


サマー2000シリーズの一環ながら、夏開催で唯一のGⅡ定量戦。
近年はGⅠ級が秋に向けて出走してくるケースが目立つが、近5年の1~3着に入った馬の人気と馬連・三連複配当、出走してきたGⅠ馬の成績を列挙すると、

2017 6-12-1人気 37,670円/26,730円
 GⅠ馬の出走はナシ
2018 2-1-4人気 1,330円/3,590円
 マカヒキ 2着
 モズカッチャン 3着
2019 3-4-1人気 2,150円/1,260円
 ブラストワンピース 1着
 フィエールマン 3着
 ワグネリアン 4着
 ペルシアンナイト 5着
2020 2-6-1人気 2,910円/1,390円
 ノームコア 1着
 ペルシアンナイト 2着
 ラッキーライラック 3着
2021 2-1-8人気 470円/3,020円
 ソダシ 1着
 ラヴズオンリーユー 2着
 ペルシアンナイト 3着
 ブラストワンピース 5着

GⅠ馬が出走してこなかった2017年は三連単も20万超という大波乱だった一方で、GⅠ馬が出走してきた年は比較的平穏、しかも出走してきたGⅠ馬は掲示板率が100%と崩れていない。

今年も出走メンバーが揃ったが、

マカヒキ
パンサラッサ
グローリーヴェイズ
ソダシ
ユーバーレーベン

とGⅠ馬が5頭出走してきた。
実績馬に有利な定量戦だけに、今年も中心はGⅠ実績馬、平穏前提の予想で組み立てる。

◎ ⑭ユーバーレーベン


パンサラッサとジャックドールといった強力な逃げ先行馬が出走し、人気の前年覇者ソダシも前に行くクチとなれば、流れが速くなることが予想される。
狙いは道中控えて徐々に位置を取りに行ける馬、オークス馬ユーバーレーベンの復権を狙う。
オークスの後は勝利から見放されているが、休み明けでぶっつけだった秋華賞は脚元の不安で軽めの調整だったことで大敗したが、それを除けばジャパンCが6着ながら強豪の牡馬相手にコンマ8差、京都記念は初めて3番手からの先行競馬でコンマ4差の5着、初の海外だったドバイシーマクラシックが5着と悪くない内容。
今回は2歳時にソダシと接戦だった舞台の札幌に替わり、洋芝適性が高いゴールドシップの血が覚醒するとみる。
近5年で牝馬は(2-1-2-6)だが、GⅠを勝った牝馬なら(2-1-2-0)で、複勝率10割、斤量が牡馬に対して2㎏軽いアドバンテージを受けた実績のある牝馬に有利なのは明らかである。
今年の出走馬ではソダシとユーバーレーベンの2頭のみ、この2頭のマッチレースに期待したい。

馬券はユーバーレーベンの単複が勝負馬券。
連の相手は前年の覇者ソダシ、昨秋以来2000m以下では4戦4勝のパンサラッサ、大阪杯で1人気だったジャックドール。
大穴は昨年の宝塚2着馬ユニコーンライオン、前走のダート戦は長期休み明けの一叩きで度外視できる。



 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?