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2023毎日王冠(GⅡ)

まずは昨日のサウジRCの振り返りを簡単に。

◎③ポンドガール👉2着
▲①シュトラウス👉3着
▲②ゴンバデカブース👉1着

シンプルにワイド3頭ボックスのみ勝って完全🎯

レース前から予想していたことですが、結局は三つ巴の決着。
しかし、勝ったのが人気を分け合った天栄調整馬2頭でなく、人気が低い方(それでも3人気)の白老生産馬だったのは予想外でした。
勝ち時計1分33秒4で上がり3F33.5(メンバー最速で上り33秒台もこの馬一頭のみ)は明らかにGⅠ級。
過去のサウジRC優勝馬4頭からGⅠ馬4頭を輩出していますが、勝ち時計はすべて1分34秒0以下をマークしており、うち牡馬3頭はすべて朝日杯優勝。
当然ゴンバデカブースは朝日杯の優勝候補になり得ますが、問題は勝ち方が最後方一気だったこと。
朝日杯を制した3頭は、サウジRCでは好位かつ中団からの競馬だったことを踏まえれば、本番で多頭数になったとき今回と同じ競馬で通用できるか。
相手関係次第ですが、その点は見極めたいところです。
一方、断然人気に支持されたボンドガールは辛うじて2着争いを制した内容で、本番の阪神JFに向けて課題を残した2着。
川田騎手がレース前から折り合いが課題と指摘してましたが、道中掛かる場面もありましたからね。
ダイワメジャー産駒だけにオークス向きでないのは明らかで、阪神JFから桜花賞を経てNHKマイルの路線に歩むと思いますが、もしかすると短距離にシフトしそうな予感もしないでもありませんね。

さて、今日は三日間開催の中日、GⅠ路線の前哨戦・毎日王冠ですが、毎年のようにGⅠ馬が始動するレースでいわば”スーパーGⅡ”。
かつてサイレンススズカとグラスワンダー、エルコンドルパサーが一同を介した年はリアルで観戦してましたが、「GⅠかよ」というぐらいの観客の多さと熱気だったことが思い出されます。
さすがに近年はそこまではいかなくとも、今年もGⅠ馬2頭参戦、しかも安田記念からの臨戦ということで、その2頭の取捨選択がポイントになりそうな一戦です。

【毎日王冠】

そのGⅠ馬2頭がソングラインシュネルマイスター
3歳時のNHKマイルCから相まみえるのが今回で4回目という間柄ですが、その対戦成績は

3歳時 NHKマイルC ○シュネルマイスターー●ソングライン
4歳時 安田記念  ○ソングラインー●シュネルマイスター
5歳時 安田記念  〇ソングラインー●シュネルマイスター

と古馬になってからはソングラインの2連勝。
もう勝負付け済んだ……と思いがちですが、それは早計な話。

今回1人気が予想されるソングラインですが、今回が初の芝1800mで距離延長がどうかという点、それに加えて牝馬の57㎏(牡馬換算で59㎏)というのが大きなカギとなります。
ましてや今回は米遠征の前哨戦なので余裕残しでの参戦が予想されます。

一方のシュネルマイスターは、3歳時に当レースを勝利している実績があるように、芝1800mは問題なし。
それに、ソングラインが1㎏増なのに対し、シュネルマイスターは据え置きの58㎏なのが大きい。
前走の安田記念は斤量2㎏差で2頭の着差はコンマ2差でしたが、1㎏差に縮まる今回は逆転もあり得る場面。

そうなると、印は自ずからこういう形になります。

◎①シュネルマイスター
▲⑩ソングライン

今回は59㎏での取りこぼしもあり得るとみて、ソングラインは単穴、本命はシュネルマイスターとします。
府中芝では[2‐1‐2‐0]と複勝率10割と崩れていない点もポイントが大きい。
鞍上ルメールは昨日の騎乗成績が[5‐1‐2‐2]、特に芝では[3‐1‐2‐0]と好調で、毎年のことですが、府中芝ではまず安心して買える騎手
一方、ソングラインの鞍上は戸崎ですが、ヴィクトリアマイルと安田記念の連勝は余りにもうまく嵌った感があり、今回は同じようなパターンが3度続くかどうか疑問なところ。
そうなると、府中芝で人馬ともに信頼できるシュネルマイスター優位と見るのが妥当とみます。

昨年の2着馬で同舞台のエプソムCを勝利して臨む▲ジャスティンカフェが2頭に割って入る存在。
GⅠでは少々足りない存在ですが(と言っても昨年のマイルCS6着のみですが、勝ち馬からコンマ4差)、GⅡ以下かつ時計が出る良馬場なら信頼における一頭。
府中芝1600~1800mでは[2‐1‐1‐2]で馬券外2回もいずれも4着(重馬場だった一昨年のエプソムCと勝ち馬から頭+首∔首のコンマ1差だった今年の東京新聞杯)ですがいずれも上がり1位を繰り出しており、開幕週の良馬場なら決め手が活きる場面。
鞍上の横山典の騎乗が読めないところですが、セントウルSのアグリ(2着)の例もあるようにGⅡでは思い切った騎乗で馬券に持ち込むことが多く、土曜の府中芝は差しも決まっているように、嵌ればGⅠ馬2頭をまとめて差し切る可能性もはらむとみて単穴とします。

今年は3歳馬が2頭参戦しますが(エエヤン、エルトンバローズ)、今年の3歳のレベルを鑑みると、斤量の恩恵を加味しても古馬実績馬との力差は埋まらないとみて、まとめて軽視します。

【結論】
◎①シュネルマイスター
▲⑧ジャスティンカフェ
▲⑩ソングライン

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