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6才のボクが、大人になるまで。を観てきた件

TOHOシネマズデイにて鑑賞

11年かけて描いた少年の成長記録的な映画。このイメージとテーマだけ見ると個人的に好きなゲームぼくなつ的な懐かしさとか甘酸っぱさとかはじめての〜とかそういうものを期待していたけど、そう物ではなかった。

以下少しネタバレ含みます。

日本人の目線、さらに親目線、子供目線で見るとかなり意見が分かれそうな感じです、僕は日本人として子供目線で見てたが故にあまり感情移入できず、主人公の周りにはロクな大人が集まらずそれが母親の責任としてかなりあるのではと思って見てました。

アメリカ人が家族大事にするのは分かりますが、すぐ離婚したり、離婚後も週1とかで定期的に会うのを大事にするのとかそれが子供にどれだけ負担を与えてるのか考えると家族大事思想が全く理解できません…
あとは友達の付き合い方とか宗教との付き合い方とか、結構極端だなぁという印象、学生の頃にバックパッカーでアメリカに1ヶ月いたのでアメリカ人の事を分かっていたと思ってたけど、やっぱり日本人とは全然違う価値観になるのはこういう成長の仕方をしているせいだろうなとか、そういう見方になってしまった…

それでも11年かけて描く世界は説得力があって、物語後半に進むにつれて子供時代のシーンが意味を成してくる感じがした。写真好きになったりとか、ちゃんと大学に行ったりとか。
変な大人ばかり見ていたので逆に色々見えたものもあったのかなぁと。あとはピンチの時には誰かが必ず助けてくれたりとか…

でも主人公よりも親父役のイーサンホークがあんな若い時期から撮影していたのが驚き、最後は一番良い親父に落ち着くっていう…ある意味親父の成長映画でもありました。

ちなみに原題はBoyhood
意味は少年時代 少年期 とのこと。
これは邦題のが良いですね

レビュー:
★★★☆☆

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