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未経験から組込エンジニアの道へ──確実にステップアップできているという実感と、もっと成長したいという気持ちとの葛藤の日々。まだまだ伸びしろだらけだから、おもしろい

大学で生物学を専攻後、2021年テクノプロ・デザイン社に入社したN・T。戦略研修(組込ソフトウェアエンジニア育成コース)を受講後、大手メーカーで、ADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)のアプリケーション開発に従事しています。


大学で研究に没頭したが……大学院進学をやめて就職も決まらないまま卒業

大学では生物学を専攻し、主に細胞の培養研究に従事していました。そのまま大学院に進学し、引き続き研究を続けるという道を考えていました。しかし、大学で研究に没頭した後に研究テーマの方向性や難しさにも直面し、このまま研究を続けたいという気持ちが薄れていってしまったのです。「気持ちが折れてしまった」という感じでしょうか。

結果として進路が定まっていない中での卒業となり、その後は1カ月程度、「次は何をしたいか」「どんなステージにいきたいのか」をずっと自問自答していました。その中で湧き上がってきたのがエンジニアへの憧れでした。

もともとモノづくりが好きだったこともあり、自分の手を動かすことで目に見えるものができ上がっていき多くの人々の喜びにつながる。そんな仕事に就いてみたいと思ったのです。しかし、情報工学などを学んできたわけではないのでプログラミングもまだ初歩レベル。未経験でも育成する環境が整っている会社を探しているうちに、テクノプロ・デザイン社に出会いました。

テクノプロ・デザイン社も他社と同様に未経験からの育成に社内研修を設けているということでした。といっても単なる入社後研修、技術研修といった扱いではなく、「採用戦略研修」として、現場に通用するエンジニアを育成するというコンセプトで設けられているコースでの募集枠。ここなら確実にステップアップできるのではないかという期待もあって入社を決意しました。

未経験から組込エンジニアを志す。同期と刺激を受けあい、成長を実感

入社後は戦略研修の中の「組込ソフトウェアエンジニア育成コース」を選びました。組込み系は、多くの人々が使う製品に直結しているイメージもあり、モノづくりのキャリアパスが描きやすいと思ったのです。もちろん、未経験入社で不安がないわけではなかったのですが、組込系を未経験から育成するというコース概要に惹かれました。3カ月程度、研修のみ集中して受講できたので一気に成長できたと実感しています。

とくにマイコンの講義はおもしろかったです。「自由につくってみる」という課題を出され、2週間かけて取り組んで最後に講師からレビューしてもらうという流れだったのですが、自分が手を動かすことで思い通りのカタチになっていく過程が本当に楽しくて没頭しました。またある講義では、同期社員と3人のチームを組んで設計を進めることもありました。同期社員はみな、知識レベルが高くて驚きました。

コロナ禍によりフルリモートでの受講でしたが、一日中ずっと議論をしながらひとつの課題に取り組んでいく流れで、お互いに刺激を受けることができた気がします。研修修了後は、自動車におけるADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)のアプリケーション開発プロジェクトに配属されました。

プロジェクト配属先でレベルの高さに驚嘆。スキルアップを意識する日々

次世代自動車開発に関わるプロジェクトへの配属は、モノづくりに憧れていた私にとって大きな喜びがありました。ADASは自動ブレーキや急発進防止など、安全走行を支える機能や装置です。安全で快適なクルマ社会を実現するための技術ですから、大きな社会貢献にもつながってきます。配属先では、アプリケーションの設計担当から実装の支持を受け、作業してリリースするまでが私の仕事となりました。

ところが、配属されてからすぐに、自分が持ち合わせている知識とプロジェクトチームのレベルとのギャップに苦しみました。身近な先輩や上司もベテランが多く、最初は遠い存在に見えました。もちろん、研修のときは基礎からじっくり学ぶことができたので、プロジェクト現場でもすぐに業務にとりかかれるほどの知識を身につけることができてはいましたが、ADASのアプリケーションでは組込み以外の技術領域も関わってくるため、軽い打ち合わせや雑談でも知らない単語が出てくることがあります。

そのときは先輩に積極的に聞いて回ったり、自分で調べたりするように心掛けました。とにかく周囲に追いつこうと必死になって学び、業務遂行していく中で、私が一人で担当した実装案件をリリースしました。この案件はスケジュールが厳しく期限が迫っていたものでしたが、無事に間に合わせることができました。

しかしそこでも先輩のエンジニアにレビューしなければなりません。非常に緊張しましたが、とにかくわかりやすく、端的に表現して伝えていくことを意識しました。

レビュー後、改めて自分自身が携わってきた実装フェーズについて、先輩エンジニアからお褒めの言葉とともに、「もっとこうしたほうがいいよ」など多数のコメントや指摘・アドバイスをもらうことができ、課題も明確に洗い出すことができたのは大きな収穫のひとつです。

配属当初は周囲のレベルの高さに悩んでばかりいましたが、実装~リリースまでの経験を一つひとつ積み上げていく中で、エンジニアとしての成長実感とやりがいが徐々に出てきました。とはいえ、まだまだチームでフォローしてもらっている中で業務遂行できていると思うので、一人できちんと完結できるように知見を深めていく必要性を感じています。

そろそろ配属2年目になるので、ETEC(組込み技術者試験制度)などにも挑戦しようと考えています。

「仮設→検証→レビュー→課題抽出」の流れが自分でできれば確実に成長する環境

もし私が友人に当社を勧めるとしたら、「知的好奇心が満たされる会社」だと表現すると思います。

充実した研修体制はもちろん、未経験であっても資格取得を目指せたり基礎からじっくり学ぶこともできますので、「知らないことを経験したい」という知的好奇心があればそれに応えられるリソースは揃っています。後は理工系出身に多いかもしれませんが、私のように分野はITとは異なっていても、自分で仮設を立てて、検証して課題を抽出することや、報告しながらさまざまな人の意見を聞いて取り入れていく、といったプロセスを学生時代や前職で経験してきた人はおそらく違和感なく入っていけるのではないでしょうか。

自主的に「PDCA」を回すことができる方であれば、エンジニアとしても着実に成長できるのではないかと思います。社内にメンターやキャリアサポートの専任部署もあり、定期的に面談をして働く環境での課題や個人の悩みについてもヒアリングしてくれています。ここでも私自身のキャリアパスの描き方についてや、次はどのようなステージに向かっていけばよいかといった方向性を一緒に考えてくれるので、仕事で一人だけで悩むことはありません。

こうした体制もエンジニアの働きやすさに直結していると思います。今の配属先は忙しい現場ですが、残業は基本的にありませんので、ETECの資格取得に向けた試験勉強に、平日の夜や週末の時間を当てています。市場価値の高いエンジニアを目指すための制度・環境は整っています。これからさらに、エンジニアとして大きくスキルアップしていきたいと決意しています。

※こちらの記事は2023年1月時点の情報となります。


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