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【ヤミヤミクラクラ】雑記.20210119

・大学の創作系の課題で優勝した。ここ最近で一番嬉しい出来事だった。その受賞作は自分の好きなものをかき集めたようなものだったから尚更だ。もし他人からのウケばっかり気にして作ったもので同じ結果になっていたとしても、そこまで嬉しくなかったと思う。

・やっぱり人目ばかり気にして作った作品が伸びても大して嬉しくないものだし、そもそも作ってる間も楽しくない。やはり自分自身が良いと思うものを形にすることこそが創作を楽しく続けるコツなのだろうなと遠回しに痛感した。そしてその良さが他人にも伝われば万々歳、という程度の考えでやっていくのが健康な続け方というものなのだろう。


・その作品というのは以前noteでも公開した『ヤミクラ』という紙芝居作品をちょっとした分岐と周回要素のあるアドベンチャーゲームにしたものだ。

・『ヤミクラ』は本当に色々な作品へのオマージュ及びリスペクトが詰め込まれた作品だ。知っている人なら、ADVにする際に追加した「間違いに気づき、並行世界の分岐点に回帰する」というアイデアが『Undertale』や『仮面ライダーゼロワン』、『MIU404』からの影響であることはすぐに分かっただろう。仲間が死亡する絶望的な未来に直面し、過去に戻る、というのはやはりよくできたシチュエーションだな~と思ったりする。まどマギとかもそうだな。
ADVを作るにあたって『Doki Doki Literature Club!』のことを意識しないわけにはいかなかったが、今回は女の子を出すことへの照れが勝ってしまい別ベクトルの作品にした。まず、今作の制作を語るにあたって『ヤツメ穴』は外せない作品となっている。

いつも行く公園に 通ったことのない道があった

という歌詞が今作の1番の起点となっている。そこからどのように自分なりの異世界を形成していくか、というのがまず考えたことだった。世界そのものの雰囲気は、制作当時ハマっていた『oimostfonwy』というフリーゲームからの影響が大きい。それ以外にも『ゆめにっき』『ペルソナ4』等からの影響もないとは言えないと思う。やっぱり異世界ものというか、現実と空想がまじりあうような世界観が好きだし、メタ的演出も好きだからこのような作品が出来上がったといえる。


・優勝、つまり多くの人の中で頂点に立つということには色々な意味が生じてくるなと感じる。今回は投票で優勝が決まるシステムだったのだけれど、この場合もちろん他の作品の方が良かったと思っている人も大勢いるわけで、もしかしたら「あいつが優勝なんてオレは納得できない」なんて思ってる人もいるかもしれない。要するに優勝=すべての人に認められたというわけじゃないのだ。まあすべての人に認められるという状況なんてそもそもありえないからそんなものに固執すること自体間違ってるけど。そのほかにも、優勝した人の影には優勝できなかった人が大勢いるということも自ずと意識させられた。だからこそ、勝利をひけらかすことは恨みを買うことにも繋がるわけで、この勝利に驕りを持ちすぎないように気を付けたい。

・これまで結構当たり前っぽいことを言っているが、これは僕が今まで優勝みたいなものと無縁の人間だったことが主な理由かもしれない。


・明日締め切りのレポートが残ってるのでがんばります。


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