【飽くなき飽きとの戦い】雑記.20230829

・『LIGHTHOUSE』を観た。星野源さんとオードリーの若林さんの対話を中心としたNetflixの番組だ。

・芸能界の中心で活躍しているその立ち位置とは裏腹に鬱屈とした感情を抱える二人の話は興味深く、最後まで一気に観てしまった。

・そんな中で特に記憶に残ったのは「飽き」についての話だ。
#3にて、「今の自分が何をすればいいのかわからない」という話題を出す若林さんに対して「それはもしかしたら飽きたのかもしれない」と言う星野さん、それに対して「まさしくそうだけど言えなかった」「実は自分もここ最近そうだった」と共感する二人、という流れがあった。そして話はその「飽き」とどう付き合っていくかに繋がっていく。

・これを聞いて僕はなんだかとても安心した。「こんなすごい人たちも飽きてるんだな〜」と思ったのだ。

・ここからは純粋な自分語りになってしまうが、僕はものすごく飽きっぽい性分である。
一番顕著に出ているのがイラストで、アーカイブを見返してもらうとわかるが(別に見返してもらう必要はないけど)、同じキャラクターを2回以上描いていることがほとんど無い。だから、毎日同じキャラクターのイラストや漫画を連載的に投稿している人は皮肉とか抜きにすごすぎると思う。
恐らく、僕の作品の投稿頻度が低いのもそういうところに一つの原因がある。今までと同じような作業を繰り返してもあんまり面白くないからやる気が出ず、完成させられないのではないかという考え方だ。

・僕はこの性分に対してかなりコンプレックスを感じているところがあった。世の中で創作を続けている人は決して飽きることのない精神性を持っていて、それを自分は持ち合わせていないのではないかと。でも実際はそうではなかったのだ。程度の差はあるだろうが、40代まで創作を続けてきた人ですら飽きるし、今までも飽きていたという事実にとても救われた。

・星野さんは「小さく飽きて違うところに行こうを細かく繰り返してきた人生」だと言う。それを聞いて、別に飽きるという事象はあってはならないことではないんだなと思った。

・とはいえ、創作においてこの飽きを脱却し、違うところに行く術というのはわかりきっている。勉強すればいいのだ。勉強すれば視野が広がり、新しいものを作ることもできるようになる。勉強というのはインプットとも言い換えられるかもしれない。

・でも勉強ってめちゃくちゃダルいんだよな〜。ダルいと感じることなく楽しんで新しいものに挑戦できたら最高なのにな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?