防犯カメラ、IT機器の通信不能事例(太陽光発電所)
カメラや遠隔監視装置が「オフライン」通信不能状態になる場合、ACアダプタや、通信機器どうしが干渉しあっているケースが多々あります。
電源OFF/ON,またはLANケーブル抜き差しで解消する場合がありますが都度都度訪問は厄介です。
現場からわかる人に指示をあおぐのが良策ですが、
自己解決したい場合は下記参考ください
狭いボックスに詰め込んでいたり、機器類を転がしでごちゃごちゃしいていませんか。
まずは現場で切り分け
警報カメラは電源が入っていれば、人物やクルマを検知してサイレンが鳴ります。鳴る場合はカメラやPoEは正常である可能性が高い。
ルータのステータスランプの状態を写真撮り→マニュアルと照らし合わせる
機器すべてが通信NGか、一部だけがNGなのか確認
向きや位置を代えてみる
■ACアダプタがルータの近く(5cm)にないか。
回避策 10cm以上離してみる。
■ルータとPoEが近い、または重なっている
回避策 3cm以上離す。
カメラ映像だけが途切れがち、遅すぎる場合
LANケーブルの不具合の可能性/LANチェッカーで断線,接触不良がないか確認
PoEハブからカメラまで100m以上の距離がある→200m以上対応(Extendモードに設定)のPoEハブを使用しているか。
屋外用LANケーブルを使用せずノイズが乗ることがある
H265+でなくH264の設定で圧縮率が低い→設定変えられない場合は光回線を使用する
その他
停電、キャリアの工事やシステムトラブル(6時間程度で自動復旧しない場合は電気会社やドコモ等のサイトを確認)
PCSや分電盤の裏に通信機器をなるべく設置しない
4G電波が弱い・鉄箱、エンクロージャーやキュービクル内に設置している。→アンテナを外に出す
ルーターが古い(型式/製造年確認) ルータと機器の相性が悪い(光回線の場合)→別のルータと繋ぎ変え またはONU‐カメラ直結(レコーダ直結)ルータのファームウエアをアンプデート/ウイルスチェックの機能を止めてみる
純正のACアダプタを使用していない。→電圧/電流値確認
ルータ設置場所の温度:夏に直射日光が当たるまたは環境温度が50℃以上になる、冬に20℃以下~マイナス温度になる→温度対策または産業用ルータに交換(耐用温度範囲が広め) ※転がしの場合、台などに乗せる等
※発電所内はノイズが発生しがちなので無線LAN機器の使用は推奨していません。