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銀河英雄伝説(その3)

帝国側にも魅力的な人物多数

帝国側の人物も見てみたい。
もう一人の主人公、ラインハルトを中心に世界が動く。
その近くには、親友のキルヒアイス、姉のアンネローゼがいた。

ラインハルトとキルヒアイスが群で出世していく。
それに伴い、関わってくる人物も多い。

まずはこれらの中で、私が大好きなキルヒアウスに焦点を当てたい。

好きな人物、キルヒアイス

これも、比較的鉄板のキャラかもしれない。
帝国の中でも、群を抜いてまともな人物だと思う。

敵にも味方にも好かれること間違いなし。
男性にも女性にも好かれる。
しかし、驕ることなく誠実に。

こんな人物になれたら、さぞよかろうと思う。
私には絶対になれない、理想的な人物だ。

たまにいる、こういう冗談みたいに素晴らしい人。
しかも、知性も高い。

問題があるなら、教えて欲しいものだ。

あえて課題を挙げてみる

そんな完全無欠とも思えるキルヒアイス。
勿論課題もあると思う。

それは、自分を大切に出来なかったことかもしれない。

日本人的な観点では、主観に忠義を尽くす人物。
それだけに、自己犠牲が強すぎたかも、と思う。

彼がもう少しだけ自分のために生きたらどうなったか。
考えても仕方ないが、見てみたかった気がする。

それくらい、主君への忠義が強すぎるのだ。

少しネタバレ、彼の最期

基本的には戦争の話。
なので、出てくる方は基本的に最期が描かれることが多い。

彼も例外ではない。
良い人ほど早く亡くなる、を地で行く事になる。

話のかなり早い段階で退場する事になる。
その原因も、主君への忠義ゆえ。

いくらそうであっても、もう少しなんとか出来なかったか。
でも、彼ならこうしそうな気がする。

わかるだけに悲しいし、報われて欲しかった。
人生、うまくいかないものだ。

だからと言って、悪者になってまで成功して欲しくもない。

正直、複雑な心境だ。
だからこそ、好きなのかもしれない。

私は、幼なじみと言える存在はいない。
転勤族だったため、昔馴染みがいないのだ。

それだけに、ラインハルトと彼の関係は羨ましいと思う。

好きな人物比較

ヤンとキルヒアイスでは、全く違う。
でも、どちらも捨てがたい魅力がある。

ひねくれ者で、偏屈。
一方で絵に描いたような誠実さ。

それでも惹かれる人物たちの活躍が面白い。

だから、この物語が好きなのだ。

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