介護用スプーン 仕上げ

ペーパー、ヤスリを使ってスプーンの形を整えていく。
カリン・手違い紫檀などの唐木は水研ぎをする。

改良した型紙、長さは220ミリ程片方は右から介助するためカーブしている
糸鋸を使い形を切り出す
彫刻刀で凹みを加工、後はペーパーとヤスリで仕上げていく
これは手違い紫檀、ペーパーで滑らかにする
同じ型紙を使い、桜・カリン・手違い紫檀の材料で作ったスプーン

注文は4本だったが、20本ほど作った。
来週には注文者に見てもらい、4本を選んでもらう。
介護施設で、食事の介助時に使用されると言う。
両方に凹みがあるのは、認知症の方は手に持った時柄と凹みの区別がつかないと言う。
そのため両方に凹みを作っている。
もう一つ理由があり、嚥下が困難な方のためにトロミをつける時、真っ直ぐな方でトロミ材を掬い・混ぜて、カーブしている方で口まで運ぶそうだ。
これから実際に使用してもらい、傷み具合や使用感を検証してもらい修正を加えて行く予定。

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