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食品ロス🍱が飼料原料🐖と電気💡に!「株式会社アルフォ」

#SDG12 (フードロス対策) #SDG7 (クリーンなエネルギー)#スーパーエコタウン #アルフォ #優とん #松屋フーズ #Food_TechG

飲食店、コンビニ、スーパーなどから出た「賞味期限切れ食品」などから、家畜の飼料原料電気ができるとは驚き‼️ これぞゼロウェイスト! 循環型!

仕組み、技術:
コンビニ、スーパー、飲食業者などと契約し、売れ残り、消費期限切れ、調理中に出たゴミ、残飯など、腐敗物等以外のものを回収。破砕し固液分離。
①飼料になるまで
このうち固体分を「油温減圧式脱水乾燥装置」という揚げ物を作る様な装置に、廃食用油と混ぜて入れ90分。減圧により芯部の水分も蒸発し乾燥完了。

油温減圧脱水乾燥装置

不純物をふるいで除去して、栄養価の高い飼料原料「アルフォミール」が完成!
畜産配合飼料の製造工場(フィード・ワン、鹿島飼料など大手3社)へ販売。主原料のトウモロコシ等を主体とした穀類の中に5%程配合。
飼料は家畜農家にて、豚や鶏の飼育に使用。(牛は反芻動物で、BSE防止のため、飼料に反すう動物等由来たん白質が使えないため、本飼料は使わない。)

②電気になるまで
固液分離後の液体分発酵槽に入れ、20日でバイオガスが発生。ドイツ2G社製のバイオガス発電機で発電(1日に400世帯分程)。FITで東京電力に売電。

バイオガス発電機

会社名:
株式会社アルフォ
http://www.alfo.co.jp/

創業ストーリー:
親会社の(株)東京クリアセンターは、ビルの廃棄物処理の会社として1978年に設立。
2001年に食品リサイクル法(食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律)が施行され、翌年2002年に東京都環境局よりスーパーエコタウン事業として事業選定を受け、2004年にアルフォ社が設立。各種許可を取得し、2006年に1つ目の工場が本格稼働開始。足りなくなったため2017年には2つ目の工場が稼働開始

使えるところ:
中々ない工場見学をさせてもらえて、しかも他のリサイクル施設と共に回るバスツアーがありますので、一度こちらに参加すると、学びが大きいです‼️
https://www.tokyokankyo.jp/kengaku/index.html

また、アルフォミールを使用した食品を提供している会社名は、あまり公表されていないのですが、東京都・埼玉県の一部のセブン‐イレブン(約 1,300 店舗)の鶏卵を使ったチルド弁当に使われています。
https://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/750/20160819jyunkan.pdf


類似する取り組み:
◾️優とん(小田急グループ)
売れ残りの食品などを独自の技術で殺菌、発酵処理をおこなって液体状の乳酸発酵飼料を製造し、提携している養豚農家でこれを給餌して育てた豚。
http://www.japan-fec.co.jp/buisiness/yuton.html

◾️松屋フーズ
関東地方の約600店舗から排出された食品廃棄物を自社トラックで回収し、静岡県富士宮市の自社堆肥場で自然発酵させて堆肥化する、独自のリサイクル・ループを構築。その結果、2018年度はグループ全体で、食品リサイクル法に基づく再生利用等実施率81.4%を達成。
https://www.matsuyafoods-holdings.co.jp/company/future/

松屋フーズCSR

インターネットで検索すると、他の企業も食品廃棄物の飼料化に取り組んでいる様なので、もっと調べてみようと思います❗️

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