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Scratchのスマホ版「OctStudio」が面白い。信号待ちでも開発できる!

 Scratchの開発元のMITメディアラボLifelong Kindergartenグループによって開発された OctStudio が面白い。機能限定版のScratch のスマホ版。
 機能は若干低いけど、スマホ(タブレット)だけで開発~実行ができる(というかパソコンでは使えない)入力から友人とのプログラム共有や動画やgifでの保存も可能。
 Scratchは素晴らしいけど、スマホしか持ってない子供も結構いる(特に発展途上国とか)というので、開発したとのこと。


開発画面は

 図1が、開発画面で、
Stage:ここで動作確認
Blocks Paletteでブロックを選択し、Coding Area でプログラミングします。
Stage で動作確認
右上のアイコンで、全画面で動作
App Inventor や Scratc の開発経験があれば、短時間で使いこなせそうだ。
英語だけど、マニュアルはこちら


夕食のおかずを連絡するプロジェクトを作成してみた。

 試しに、晩御飯を連絡するアプリ(大げさ)を作ってみた。食卓の写真を撮り、スプライト(動かす人やモノ)を選択して、動作をプログラムして、gifで出力し、lineに共有まで、OctoSstudio のみでできるのは手軽でいい。

図1:晩ご飯を連絡するアプリでlineに送信したgif画像

手順1:背景とスプライト(目玉と唐揚げ)を用意。唐揚げは背景と同じ写真から切り取った。写真の撮影や必要部分の切り取りもOctostudioの中で自然な手順で行える。

図2:背景、スプライト(唐揚げ)と同じ写真
図3:スプライト。左はOctostudioに用意されたもの。右は背景と同じ写真からOctostudio の機能で切り取って作成

手順2:2つのスプライトそれどれの動きをプログラムする。
図4が目玉、図5が唐揚げの動きのプログラム。
このようにスプライトごとに動作をプログラムする。

図4:目玉のプログラム
図5:唐揚げのスプライトのプログラム

手順3:画面右上の全画面ボタンで拡大して動かせます(図6)

図6:全画面で動かす

手順4:さらにこれを line に送って友達と共有できます。図1はgif画像は、lineの画面からダウンロードしたものです。

図7:共有ボタンから gif画像を作成する
図8:gif画像が完成したら、gifを送るボタンから、line を選択して送信する


感想と補足情報

 なんと言っても、オールインワンでスマホだけで開発できるのは良い。信号待ちでも開発できる。
 AndroidスマホでもiPhoneでも開発・実行ができるし、オフラインでも利用が可能。

実際のプとプログラミングは、例えば 【オンライン講座+作り方解説】OctoStudioインストール方法とChrome恐竜ゲームの作り方! 等を見ればわかると思う。Scratch や AppInventor でのプログラミング経験があれば、すぐなれそうだ。

「OctoStudioはMITメディアラボ Lifelong Kindergartenによって開発されました。 詳しくはoctostudio.orgをご覧ください。」