極薄プラスチックカップ
三義漆器店は、ポリ乳酸(PLA)で製作した厚さ0.53mmの世界最薄透明カップを開発した。
PLAは溶融時の粘性が高いため金型の隅々まで流し込むのが難しいが、超臨界CO2をPLAへ大量に溶解させると流動性が高まり、薄肉品の成形が可能になる。
この超臨界CO2を使う方法では、これまで最も薄い成形品の厚さは0.65mmだった。新たに成形したカップでは、PLAにヘミセルロース(植物細胞壁の主要成分の1つ)を添加。これによっても流動性をさらに高める効果が得られ、超臨界CO2との併用によってこれまでよりも薄肉の成形品を得られた。
『参考資料』
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16366/