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魚類の1日毎の経験水温"解明

水温は海洋生物の分布を決定する最も重要な環境要素の一つで、今後の地球温暖化による海水温の変化は、多くの海洋生物の分布や資源量の変化に大きな影響を与えると考えられている。
水産資源を今後も持続的に利用していくには、水温変動が魚類の成長や分布・回遊に与える影響を理解することが重要。しかし、海洋を大規模に回遊する魚類の経験環境を詳細に観測する手段には限界があり、魚類の生息環境や生態の理解は進んでいなかった。

京都大学は世界で初めて、マアジ耳石の超微小領域の分析を実現。魚類個体の稚魚期における1日毎の経験水温を明らかにすることに世界で初めて成功した。この成果はマアジの成長・生残に最も重要である稚魚期の生態解明に大きく寄与すると期待される。


『参考資料』

https://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2022/20221014_1/20221014press_1.pdf

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