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種子適格率

持続可能な食料生産が求められる時代だが、作物生産のもととなる種子を取り巻く日本の現状は持続可能にほど遠い。品質基準に満たないとして実際は利用可能な種子までが多く廃棄されている。これに対し、九州大学の松田修助教ら研究チームは、種子の適格率を改善する新しい選別技術を開発。

国内で使われる野菜種子は約9割が海外生産で、世界情勢が不安定化する中、食料安全保障の観点からも意義は大きい。

現在、作物種子は振動選別機や色彩選別機などで選別されている。だが、こうした物理的特性による調整ではこれ以上品質が上向かない。

本研究では、近赤外分光を用いて種子内部の化学的特性から樹木の発芽能有無の判別する、新たな判別方法を取り入れている。

『参考資料』

https://www.kyushu-u.ac.jp/f/6064/2015_06_18.pdf

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