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死後もエコ

葬儀の間に遺体の見た目をよくするエンバーミングに使われる化学薬品は、土葬をすれば土のなかににじみ出る。棺には大量の木材と金属が使用され、その棺を保護するために、墓地では地下に掘られた穴の周囲をコンクリートで固める。火葬するにしても大量の燃料を使い、年間数百万トンの二酸化炭素が排出される。

しかし最近では、理論的には土葬や火葬よりも持続可能な様々な埋葬法が米国で認められつつある。

2023年初め、ニューヨーク州が全米で6番目の州として、人の遺体を堆肥化する「堆肥葬」を合法化した。2022年には、南アフリカのデズモンド・ツツ元大主教がアルカリ性の水溶液で遺体を火葬並みのレベルまで分解する「水火葬」を選択。さらに2019年には俳優のルーク・ペリーが、綿のスーツにキノコの胞子を植え付けた「キノコスーツ」に包まれて葬られたという。

みなさんは、死後の自分をどうして弔ってもらいたいですか?

『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC204T00Q3A420C2000000/

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