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トンネル補強技術
山間部に建設された農業用水を運ぶ農業用水路トンネルでは、崩落の事故などによって送水が停止すると、下流地域が断水するため、農業生産に大きな被害が及ぶ。
これを未然に防ぐには、補強などの手当てを行うことが重要になる。しかし、水路トンネルの補強工事には、使用する資材を水路トンネルの内部に搬入するための仮設の道路や設備が必要となる。とても大変な工事になる場合が多い。
そこで、この問題を解決する方法として、細いすだれ状の炭素繊維シートをトンネル内側を覆っているコンクリートに接着するだけで、老朽化した水路トンネルを補強できる方法が考え出された。
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炭素繊維シートは鉄の約1/5と軽量で、人力で持ち運びができる。資材搬入のための仮設の道路や設備もいらなくなるため、費用も大幅に軽減できる。
『参考資料』
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nire/154866.html
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