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伸び縮みする電極

東京工業大学の研究チームは、みかんを入れるネットのように伸びる電極を開発した。

『伸縮性のある電極がどうした!?』と思うなかれ。この電極は医療やスポーツを大きく進歩させるかもしれない。

電気を通す微小な炭素素材のカーボンナノチューブを含むインクを、薄膜のゴム材料に塗ることで、電極ができる。

伸縮性が高く、あらゆる方向に約4倍引っ張っても壊れない。水分を通しやすく、透湿性はろ紙の約5倍だ。厚さは数百ナノ(ナノは10億分の1)メートルと薄く、接着材を使わずに皮膚に貼り付く。



開発した電極は検査に加えて、日常生活で心電や脳波を測る用途にも使えそうだ。また、野球選手の投球やピアニストが演奏するときの筋肉の変化が可視化されれば、自分だって大谷選手の動きができるようになるやもしれない。

『参考資料』

https://www.titech.ac.jp/news/2024/069488

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