最強・最悪の侵略的植物
「最強・最悪の侵略的植物」と呼ばれる外来種の水草「ナガエツルノゲイトウ」が国内の水田や河川で生息域を広げ、農業や治水関係者を悩ませています。
魚や水草を観賞するアクアリウム向けに日本に持ち込まれ、野外に広がったとされています。
水陸両生のうえに生命力が極めて強く、刈り取っても、ちぎれた茎や根の断面から再生します。除去後も枯死を確認して運ばないと、こぼれ落ちて拡散します。
水田を覆い尽くしてイネを収穫できなくしたり、カボチャ畑に侵入したりした例があるほか、保全活動の対象になっているアサザなど希少な水草を脅かし、生態系を崩す恐れがあります。
発見した場合は、各自治体の環境部が問合せ窓口を作っているので、相談してください。
『参考資料』
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kankyo/kankyo_hozen/attach/pdf/nagae-17.pdf
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