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タッチタイピング習得の要点

IT業界? に就いて20年ほど, 日常的にパソコンにふれるようになって30年ほど経過したぼくですが, 正確なタッチタイピングを身につけたのは昨年です.

タイプスピードと入力の正確さには一定の自信があり, ここが問題に思ったことなど一度もありませんでした. しかし, アリス配列のキーボード (左右分離したレイアウトのキーボード) の購入を考え始めたとき, 左右の手の役割をあいまいにしているとまずそうだと思って, 自分のタッチタイピングの我流な部分を見直しはじめました.

我流といえ, その時点でおそらく9割以上の正確さは持っています. ほんのわずかに不正確な運指を見直したということで, その矯正にはさほど時間がかからなかったのですが, その過程で気づいたタッチタイピングの勘所がいくつかありました.

我流にしやすいのは担当範囲が広い指

我流になりやすいのは, 担当する範囲が広い指が担うキーなんだなと思いました. 具体的には左の人差し指と右の人差し指と右の小指です.

左の人差し指は上段の「4」「5」「6」, それとホームポジションの右の列の「T」「G」「B」を担います.

右の人差し指は上段については「7」までで横方向の移動はさほどありませんが, 左手と同様ホームポジションの左の「Y」「H」「N」を担います.

右の小指もなかなか右方向の移動範囲があって, 上段については「0」から右の4キー. 2段目では「P」から右の4キーを担います.

これら3つの指が担うべきキー入力をだいぶ曖昧にしていたということに気づきました. 逆にいうと, ここであげた3つの指以外は, 置いた位置の上下方向には動かさずにいられるのです. これが自分が特に意識すべき部分だと認識しました.

同じ指を連続して使う運指は我流になりやすそう

ひとつの指で連続してタイプすると, いくつかの指のコンビネーションで連続タイプするよりタイプスピードは落ちやすいと思います.

例を上げるのがちょっと難しいのですが, たとえば「WHO」と入力するのと, 「NHK」と入力することを比べます.

「WHO」と入力するために, 「左の薬指→右の人差し指→右の薬指」の準備でタイプします. 異なる指で3キーを打鍵する点で自然な流れで指が動くと思います.

「NHK」だと, 「右の人差し指→右の人差し指→右の中指」で, 人差し指が連続します. ぎこちない感じがしませんか? ここでタイプスピードが落ちやすいのかなと思うのです. そして, 我流タッチタイピングを各々で見出してしまうのかなと.

多少, 入力時にぎこちない感じがしても, タイプスピードが落ちてしまうとしても, 正確なタッチタイピングすると決めたなら注意して気をつけたほうが良いと思った点です. タイプスピードを少し犠牲にしたとしても, タッチタイピングで得られるメリットのほうが大きいです.

小指の力を鍛える (特に右手の)

右手の小指の担当範囲は横方向に広い上に, 重要なキーが多いです. 使い慣れていないとここの矯正はけっこう大変なんだろうなと思います. タイピングしているときに右手の小指が宙に浮いている人けっこう見かけます.

反復して身につけるしかないのだろうとは思いますが, まず意識するのは「0」と「P」は右の小指. それらの右側もすべて右の小指の担当であると意識付けしましょう. もちろんエンターキーや右側にある装飾キーも小指の担当です. 無意識にできないあいだは多少タイプスピードが落ちたり, タイプミスが増えてしまうことは許容すべきです.

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