【2020年3月に書きました】急に増えた無観客ライブについて
唐突に世界を襲い、またたくまにあらゆる生活に大きな影響を与えたCOVID-19をテーマにnoteを書くのは微妙でしたが、いつまで続くかわかんない不安と、周りの人のテンションが下がっているのが嫌なので、投稿しました。
別途、Howto的なものも書く予定なので、それがみたい人はあとからリンク追加するので待っててください。
無観客ライブってなんだったの?
これを書いている3月1日にはナンバーガールが開催する予定の無観客ライブ。要は箱を抑えたけど、政府の通達で「自粛」することに各所が決めた結果、キャンセルや延期の費用問題もあるけど、まずはライブを打とう。となったアーティストが行ったYouTubeLiveなどを利用した配信番組です。
いきなり、配信ライブをしなきゃ!に立たされた日本の音楽業界
音楽業界が映像でマネタイズする話は結構限られていて、たとえばフェスが配信権を特定のVODプラットフォームと契約したり、アーティストならコンサートのパッケージやパブリックビューイングなどが主だったと思います。特殊なものやファン向けの豪華な映像、映画!なんかもありますが、あてはまるアーティストがそこまで多くないので割愛。
そんななか、最近はニコ生、YouTubeLiveやLINE、SHOWROOMを使った配信も当たり前になり、音楽映像をリアルタイムに楽しめる機会も増えたと思います。ですが、一部を除きメジャーアーティストがマネタイズを前提に考えられたものは少ないです。
今回さまざまな思いを持ってコンサートの中止/延期が発表されたアーティストがYouTubeLiveでの無観客ライブを決断したことは尊敬しつつ賞賛しながらも、必要にかられて行うにとどまってしまったような印象も受けます。
なんで無観客ライブやったんだろう?
今回はとくに、全員の損をできれば減らす心理が働いていて、まず中止が発表された時にプレイガイドがチケットの払い戻しを行い、プレイガイドの収益であった手数料等の一部(全部ではない)が損になります。次に、会場のキャンセル料、且つ延期先の会場費用が損として発生し、ありとあらゆる人件費(ここ大事)も、キャンセル+延期先で損が発生します。
*興行中止保険は、天災では下りない&特約は高いので念の為注記
もう1方で、ファンの人からすると、行けなかった/会えなかったという損が生まれ、さらに、たとえ払い戻しがあっても、他のアーティストが配信やってくれたのに自分の推しはやってくれなかった。みたいな損なんかも感じちゃうかもしれません。ここはお金よりも感情的な部分が多いかも(ぼくもその一人として)。
損は減らせたかもしれない...けど
実際、ビジネスにおいては、とっても損なわけです。めちゃいいイベント組むイベンターさんがまずは今すごく辛い!そんで、凄腕ライブ製作陣、美術演出に関わるすべてのアーティスト、そしてミュージシャンのレーベル、マネジメント全員が360度辛いのはわかるんですが、ファンよ、お金を払わなくていいのか。って言う気になります。主に自問自答として。
そして、なによりもお金に繋がるようなものにしていく、って動きを大事にしていかなければ、同じ状況が続いた場合、体力(金)が少ない人から抜けていく、なんてことは絶対に無くなってほしい。
なので、何個か考えてみました。ベースは敬愛するナンバガが行ったZEPP tokyo(オールスタインディングで2700キャパくらい?)は配信で5万人の視聴数でした。UUはもう少し少ないかもね。でも、キャパの何倍もの視聴数だったわけです。
たとえば、単純にマーチャンやプロダクトに誘導する。
じゃあ、今回の映像は素材であるんで、もうこの番組の中で先行受注しますんで。1ヶ月後にはDVD化します。シリアルつけるし、コメントは一部ブックレットに載っけるかも!あと、今回のツアーグッズもECサイトで売るぞ!!!買え!!みたいなことをして、10%のお客さんに単価1万で売るぞ!!が実現できたら最高。もっとやって!
たとえば、デジタルマーケティング的な側面
たとえば、これを気に生配信に気持ちを向けてみて、YouTubeチャンネルを盛り上げる施策に取り入れてみよう。もうリリースなんてしばらくしてないんだから、月に一回、トークやパフォーマンスで一番組作って、アーカイブ2、3日残そう。ラジオみたいにも撮ってSpotifyのPodcast投稿するのもいいね。チャンネルにファンが結果増えたら、別の形で支えてくれるよ。
スパチャ
これは使おう。必ず使おう。コメントでもみんな言ってた。
まとめ
ほかにもありとあらゆる細かい、大きい含めて考えるモードなんですが、キリがないので辞めときます。でも、This is 向井秀徳への愛は永遠です。
おわり
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