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広尾サラブレッド倶楽部2025年2歳馬募集 出資結果


はじめに


去る7月29日に広尾サラブレッド倶楽部の2025年2歳馬の募集が開始された。注目募集馬で本ブログでも募集前に取り上げたディメンシオン’23は一般会員や新規会員の募集開始時刻である午前11時時点で既に満口という盛況ぶりである。そんな中で筆者が現段階で出資を確定させた募集馬を紹介する。なお募集時写真は広尾サラブレッド倶楽部ホームページより転載しているものである。なお会員限定の情報およびコンテンツに関しては倶楽部の声明に則り本ブログには転載していない。(募集時写真及び情報は非会員にも公開している)
下の公式声明に則り扱う。ご覧の通り広尾サラブレッド倶楽部より許可を得ている。

広尾サラブレッド倶楽部の情報取扱いについて


出資馬


ストームハート’23


ストームハート’23

1頭目はストームハート’23である。本馬は3月の特別募集から募集開始されたがこのタイミングで出資をした。ゴールドシップ産駒の牝馬で伯父にはスプリント重賞を制したエイシンブルズアイがいるファミリーラインである。出資理由としてはまず血統面。ゴールドシップの牝馬ということ、そしてゴールドシップ産駒はメジロマックイーンの血をいじらない方が勝ち上がり率が良いと血統診断をしている別のブログで見かけそれに合致しているという点である。また馬体面では全体にバランスが取れておりその中で前腕が長く管が短めという比率が目を引いた。繋ぎや肩の角度が芝の短〜中距離向きの角度であり血統のイメージとも合致することも好印象であった。トモの大きさも及第点。歩様も確認したところ大きな故障リスクは見当たらず首の使い方も良く見えた。あとはシュウジデイファームと尾関先生に託したい。

ストームハート’23の5代血統表


スターオーストラル’23


スターオーストラル’23

2頭目はこちらのスターオーストラル’23。血統考察は以下で詳しく扱っているので割愛する。そちらを見ていただきたい。そして現時点で満口となっているのでその点もご了承いただきたい。血統考察時点では筆者も様子見しようかと考えていたが思いの外売れ行きが良かったという印象である。やはりディメンシオンが11時時点で満口になっていたこととなんだかんだキタサンブラック産駒の人気というところだろうか。測尺は目立たなかったが馬体写真は悪くないと判断した。トモの大きさや前腕の長さが特に良く見えた。胸の広さも及第点で売れ行きも見て出資。価格の割高感は否めないもののやはりキタサンブラックという部分に惹かれる。良血馬といった血統構成で本馬にはその先の繁殖としても大いに期待している。あとは尾関先生にお任せである。本馬は満口だが先日のセレクションセールで広尾サラブレッド倶楽部がアルゼンチン産の母パドックシアトルのキタサンブラック牝馬を落札していたので要注目である。


スターオーストラル’23の5代血統表


クエストフォーワンダー’23


クエストフォーワンダー’23

3頭目はゴールドシップ産駒の牡馬であるクエストフォーワンダー’23である。出資理由の血統面はストームハート’23同様メジロマックイーンを刺激していない点。特筆すべきは馬体。明らかに良い馬体をしているなという印象。実際トモの大きさも十分で必要なところに筋肉がついている。芝の中距離で大きなところを目指して欲しい。管理予定調教師は美浦の鈴木慎太郎先生。若手の先生でX(旧Twitter)の更新も頻繁でそちらも楽しみ。

クエストフォーワンダー’23の5代血統表

クエストフォーラヴ’23


クエストフォーラヴ’23

続いてはこちらのクエストフォーラヴ’23。ハービンジャーの牡馬。血統表には世界的大種牡馬が並びいかにも良血。父ハービンジャーに母父キズナの牡馬ということでイメージは札幌や函館といった洋芝。なんなら香港とかイギリスとか乗り込んでくれても。馬体に関してはやや小ぶりであるものの肩やトモのボリューム感や筋肉の印象は良く、歩様に関しても首の使い方が良かった印象。馬体の良さが目を引いて出資。管理予定調教師は中舘先生。

クエストフォーラヴ’23の5代血統表

スーンシャイン’23


スーンシャイン’23

続いてはスーンシャイン’23。ルーラーシップの牡馬でこの馬の出資理由は馬体面。4月生まれながら既に馬体重が500キロに迫る勢いで胸囲や管囲も大きくとんでもない馬体をしている。これで父ルーラーシップ、母父ジャスタウェイで早熟のイメージもないのでさらに大きくなりそう。ここまでの大型馬ゆえにピンかパーになりそうだがロマンを追い求める価値があると思い出資。完全にロマン砲。管理予定調教師は黒岩先生。

スーンシャイン’23の5代血統表

パーフェクトラヴ’23


パーフェクトラヴ’23

最後はパーフェクトラヴ’23。サンダースノー牝駒。こちらは芝ダート兼用の血統でファミリーラインも堅実に勝ち上がっている倶楽部ゆかりの血統。こちらの出資理由は馬体面。牝馬でありながら牡馬に負けない雄大な馬体を持っている。現時点ではトモの大きさが少し気になるがこれから成長してくれれば問題ない。胸囲と管囲は素晴らしい。イメージは倶楽部の先輩アンモシエラ。管理予定調教師は田村先生。一口7000円というお安さと優れた測尺値で出資。

パーフェクトラヴ’23の5代血統表

おわりに

今回の募集では計6頭に出資した。牡馬牝馬それぞれ大きいところを目指してそして長く頑張ってもらいたい。今回募集された各馬の内ディメンシオンとスターオーストラルは既に満口となっており今後の出資はキャンセル待ちでしか難しいが、幸いそれ以外の広尾っ仔は現在も出資申し込みを受け付けているので新たに一口馬主を始める方は各々自身の馬に出資してほしい。(ストームハートも残口わずかになっているのでお早めに)ご一緒されている広尾会員のみなさんとは共に長く楽しめたらと思う。


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