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今日の日めくり 12月17日

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今日の一言は、

「歳月人を待たず」

さいげつひとをまたず

年月は人の都合などを待ってくれるものではなく
どんどん過ぎ去っていくものである。

という言葉です。


出典:陶淵明集
陶 淵明
(とう えんめい)は、中国の魏晋南北朝時代(六朝期)、東晋末から南朝宋の文学者。

陶淵明の五言、十二句の古詩を典拠としています。
【歳月は人を待たず】は12句目です。

人生無根蒂
飄如陌上塵
分散逐風轉
此已非常身
落地爲兄弟
何必骨肉親
得歡當作樂
斗酒聚比鄰
盛年不重來
一日難再晨
及時當勉勵
歳月不待人

人生は根蒂無く
飄として陌上の塵の如し
分散し風を逐いて転ず
此れ已に常の身に非ず
地に落ちて兄弟と為る
何ぞ必ずしも骨肉の親のみならん
歓を得ては当に楽しみを作すべし
斗酒 比隣(ひりん)を聚(あつ)む
盛年 重ねて来たらず
一日 再び晨(あした)なり難し
時に及んで当に勉励すべし
歳月 人を待たず

現代語訳
人生には木の根や果実のヘタのような、
しっかりした拠り所が無い。

まるであてもなく舞い上がる
路上の塵のようなものだ。

風のまにまに吹き散らされて、
もとの身を保つこともおぼつかない。

そんな人生だ。
みんな兄弟のようなもの。
骨肉にのみこだわる必要はないのだ。

嬉しい時は大いに楽しみ騒ごう。
酒をたっぷり用意して、近所の仲間と飲みまくるのだ。

血気盛んな時期は、二度とは戻ってこないのだぞ。

一日に二度目の朝はないのだ。

楽しめる時は思いきり楽しもう。

歳月は人を待ってはくれないのだから。

参考下記サイトより

この言葉、「歳月人を待たず」だけ取り出して、すごく真面目な言葉に変えて訳されたりもしているそうです。

でも全体を見れば、
人生はあっという間に年月が過ぎるから、若く元気なうちは家族や他人関係なく、楽しめる時はお酒を一緒に呑み交わして、思いきり楽しもう。

という事を言っています。

仕事や勉強を頑張れ!ではなくて、他人と関わり、若い時期を思いきり楽しむんだぞ!と何千年も前の人が教えてくれるなんて、面白いですね😊

人が文字を持つようになってから考えることは、何千年経っても変わらないんだな、と思います。


今日の見出し写真は「電車」で調べました。

今日は父の誕生日なんです。

JRに勤めていた父が見ていた駅の景色は、私が思うのとは違い、人々を目的地まで安全に送り届ける責務、やりがいを感じる場所だったのかな?と思います。

父の話を記事にしようと考えていますが、37年間の思い出をまとめるのは大変ですね💦

すっきりまとまったら、記事を公開したいと思います。


今日の二十八宿は

角(かく)

衣類の裁断、着初め、棟上げ、酒造り、井戸掘り、婚礼、開店、神仏祭祀など吉

葬式は凶

とのことです。


昨日、紹介し忘れたことがあります。
昨日から天一天上でした。

「天一天上」の期間は、天一神が天へ帰っており、地上のどの方角にもいないので、良くない方角を気にせず動ける期間のことで、16日間あります。方忌みは必要なく、目的地へまっすぐに向かっていけます。
この期間によいこと。
●旅行
●引っ越し
●休暇
●お出かけ
●掃除
また、「天一天上」の期間は、天一神と入れ違いに「日遊神(にちゆうしん)」という不浄を嫌う方位神が天から降りてきて、家の中にとどまるといわれており、家の中が汚いと祟りを起こすと考えられています。

家の中を掃除して清潔に保つことで、「天一天上」はより良い吉日になるといわれています。

今年は12月31日まで「天一天上」の期間です。


みなさま、年末に向けて少しずつ物を片付けながらお過ごし下さい🍀

日遊神に祟られるのは怖いですから😅


この記事が、会話を盛り上げるきっかけになったら嬉しく思います😊

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