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知らない世界

ニュージーランドに3週間短期留学に来た。ホームステイ先のおばさんはとてもいい人で、そしてそこに同じくホームステイしている中国人の女の子もいい子で、とてもよい生活を送っている。英語が全然聞き取れないこと以外は、ですが。


でも今、6日目(?)にして、なぜかコロナになってしまい、なんかみんながオタゴに遊びに行くのに一緒に行けなくなったので、めちゃくちゃ暇をしている。ペンギンみたかったよーーーー。ひとりでステイホーム。悲しい。なにしよう。雨降ってるから写真撮りに行くのも憚られる。このままだとYouTube見にニュージーランドに来たことになりそうです。暇すぎるのでここまでの記録。






今は、現地の学校で授業を受けている。授業ごとに生徒も変わるから、友達を作るのがむずかしい。留学生には結構中国人が多くて、何度か中国人に間違えられた。そんで基本的に留学生が集まるところにいるから、ニュージーランド人の友達より今中国人の友達の方が多くできてるかもしれない。まじで中国語もっと頑張っておけばよかったな。いや英語こそもっと頑張らなくてはいけないのだけれども。

1日6教科の繰り返し。選択したのは
写真/デザイン/アグリビジネス/英語/デジタルテクノロジー/高1の中国語
という6つ。まじでニュージーランドまで来て中国語勉強してるの割と意味わかんないんだけど、会計とかやっても多分さっぱりだから、まだ分かる中国語にした。写真とかデザインとか、日本の高校にはなさそうな科目もとることができて、いい経験になりそう、とは思う。まだ3日しか授業を受けていないのでなんともいえないけれど。写真では、プロの写真の構図を模倣して撮ったり(ポートレートが中心で勉強になる)、デジタルテクノロジーではVRの音ゲーをしたり、街を構築したりして遊んでいる。つまるところ授業がほぼ遊び。





放課後は限りなく暇。だから、やりたいことを全てやったほうがいいと言われたので、ギターを貸してくれる人を探そうとした。行く前に、冗談で英語の先生から「駅前で路上ライブとかして留学資金ちょっと賄えば」とか言われたのだけれど、なんならほんとにやるくらいの勢いで行こうと思った。

でもまず友達ができなくて、どうやってもできなくて、ああもうこれは断念……かと思いきや、音楽室に大量のアコギがおいてあって、エレキとベースも1台はあって、音楽の授業は取ってないけど、音楽の先生に「これ借りたいんですけど……」って言ったら即OKしてくれた。なんなら、月曜の集会(?)のときにギターで聖歌の伴奏までさせてくれるらしい。いいの? とにかく機会は自分で掴むものらしいです、特に海外はそう。実感した。

暇なときにまじで路上ライブでもしようかな。まず喉が治らないとどうしようもないけど。怒られんのかな。逮捕とかされないんだったらやるけど。




一緒に住んでいる中国人の女の子は15歳で、6歳から英語を勉強しているらしい。年下のくせにそりゃ英語が上手いわけだ。仲良くなりたいのに、全然こちらに興味をもってくれなくてつらい。いっぱい一方的に質問を投げかけている。でも街に連れて行ってくれたり、一緒に犬の散歩をしたりすることで、なんとか頑張って仲良くなろうとしている。そしてなんかこれプレゼント、とか言ってネックレスをくれたり、下校途中にアイス奢ってもらったり(15歳にアイス奢ってもらう18歳ってどうなの、まじでだめ)してくれるから、嫌われてはいないと思いたい。あと今日犬の散歩のときに冗談とか言ってくれたしね!!!! 大丈夫だよね!!!!

でも、とにかくその子はすごく楽しそうに生きている。中国の厳しい勉強から逃れるためにこっちに来た、なんて話していたけれど、医者になりたいらしく、多分一生懸命勉強しているんだと思う。なんか頭のよさそうな顔をしているので、頭もいいんだと思う。あと運動もできそう。偏見。よく聞くと英文法がどう考えてもおかしかったりするんだけど、自信をもって喋ってるから全然楽しそう。伝わるし。私もそのマインドで行かないと、もったいないよなーと思っている。

分からない表現とかが出てきたら、復唱するようにして、場合によっては意味を聞いて、これでちょっとは喋れるようになるのかなあ。アイス屋さんで注文をして、Have a nice day~を言えたりしたときは、ちょっと嬉しいけれど、その度に考えることがある。

結局中学生レベルの英語の語彙とか実力しかなくても、多分ノリさえあればここで生きていくことはできるんだと思う。ある程度聞き取れれば、すべての単語が聞き取れなくても返事をすることはできる。そして適当にyeahと言っておけば話はすすんでいく。

だけど「英語ができるようになりたい」というひとつの目標に対して、求めているのは「ノリで楽しく英語を使って生きられるようになりたい」なのかといわれると、違うような気がする。勉強みたいにこの副詞がうんちゃらとかをいっぱいやりたいわけじゃないけど、そんなことを考える暇があったら間違ってても喋った方がいいけど、それでも目指しているのは、「正しい文法でペラペラと喋りたい」であるのだと思う。日本語もちゃんと喋れないやつがなにを言っているのだという感じはあるけれども、多分そう。まあもちろんこういうのは場数も問題なので、「ノリで楽しく英語を使って生きられるようになりたい」を続けていけば、おそらく自然と聞いて話してを繰り返して正しい喋り方も身に付いていくのだと思うけど。金銭面でも時間の面でも、学生の今、"続けていく"をできるほどの余裕はなくて、それならちゃんと日本で英語勉強してこいよ……という感じ。ここまでの感想。まじでなんで私をこのプログラムに行けるようにしてくれた先生たち、本当にどうかしてる……(いい意味)

いやでもやっぱりノリで楽しく生きられるのもいいよな。まあ英語じゃなくてもだけど。そういえば、大学の第二外国語を中国語とイタリア語にしたら、親に結構怒られた。今勉強している英語も、韓国語も取らないで、なにかひとつを極めたいとは思わないの?と言われてしまった。そんなことない。全部極めようと思ってる。無理かな。言語くらいは頑張りたいんだ、好きだから。好きなものに対しては一生懸命でありたいよ。とりあえず、これで1週間目終わり。残りの2週間も、全力で駆け抜けます。





P.S.あと星がめちゃくちゃ綺麗です!






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