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13-オズの魔法
〜少年キキの呪文と、オズマ姫のたん生日プレゼントを探す旅〜
※あらすじメモは無料です。後ろの個人的な感想が有料になってます。
{◎オズの魔法使いの続編…あらすじメモ}
※これから読む方でネタバレしたくない方は、読まないでください…。

※『魔女の○急便』の話ではありません。
※『風の○のナ○シ○』とは関係ありません。

★ここでは「マンチキン国の少年キキの万能変身呪文」を「チャェンジィン☆(仮)」で表記してます。この呪文を唱えても変身できません、あしからず。この世に存在しない発音言葉で書かれているので……

■■■ここはオズ国の東にある青のマンチキン国。東の端は「マンチ山」という高い山があり頂上の平地の集落には「タカーイ族」が他の地域に知られず暮らしていた。この族の長「ビニ・アル」は元魔法使いだったが、オズマ姫がオズ国の統治者となってからはオズマ姫、南の魔女グリンダなど特定の者以外が魔法を使うことを禁じたため、彼も以後、魔法に関するものは処分した。しかし彼は生涯で唯一「あらゆるものに変身できる呪文…チャェンジィン☆」を発明していた。あまりに万能で、道具のように捨てる事もできないため、その呪文を自室の部屋の床にこっそり書き残したのだった。ある日、彼の息子「少年キキ」は1人で留守番してる時に父の書斎でこの呪文を偶然見つける。以前よりマンチキン国から外に出たいと思っていた彼は思い切って「僕はタカに変身したい、チャェンジィン☆」と唱える。呪文発音はうまくいき、タカに変身したキキは故郷の外へ旅立つ◆色々な街を巡ってエヴの街(03巻-王家の街)に来るキキ。オズ国は基本的にお金がいらないが、エヴでは宿に泊まるには金貨が必要だった…丁度、宿の部屋で金貨を数えてる宿泊客を見かけたキキは鳥に変身すると1枚金貨を盗み飛び去る。人間に戻ると、鳥から魔法を無断で使ってる事と、盗みをとがめられるキキだったが、全く気にしない。それを見ていた地下妖精ラゲドー(03巻,06巻,08巻※ここではオズマ姫とドロシーに復讐(ふくしゅう)を考えてるのと、オズマ姫の誕生日の話などからシリーズ前半あたりの話のようです)キキをそそのかしてオズ国を一緒に乗っ取ろうと計画を持ちかける。キキは、魔女グリンダの魔法の本で悪だくみはバレると指摘するが、動物が行った事については記録されないと言う。ラゲドーは未開の地である森の獣たちを説き伏せて兵士としてキキの呪文で変身させればいいと言う。キキは特にすることがないのでラゲドーに付きあう。しかし…ラゲドーを全く信用しておらず、いざとなったら変身呪文で大人しい動物に変えてしまおうと考えるのだった…◆エメラルドの都のオズマ姫の城では皆が、オズマ姫の誕生日プレゼントの用意をしていた。トロットとビル船長はガラスネコが以前、旅の途中で見かけたという次々と色々な花を咲かせ続ける「魔法の花」を収穫するため北東の青のマンチキン国へ旅立つ。ハギレは歌、ブリキはブリキベルト、かかしは、模様編みワラのズック、魔女グリンダは宝石エメラルドを織り込んだドレス…◆ドロシーは、オズの魔法使いと共に可愛い手のひらサイズの猿の踊り子が飛び出すケーキをプレゼントする事に。このケーキは猿に魔法をかけたり、箱のようにフタができるケーキが必要だったので共作となった。ドロシーとオズの魔法使いは踊り子の猿を探しに北のギリキン国の森へ旅に出る◆トロット、ビル船長はガラスネコの案内でマンチキン国の川にやって来る。川は上流に行くと広くなり、中洲の小島に金の植木鉢に咲いた大きい花束を見つける。見つめると次々と花が咲いて消えていく。早速イカダを作って小島へ行こうとするが作業中に凶暴なカリダー(01巻。顔がトラ体がクマ)がやって来てトロットが狙われる。ビル船長は義足でガリダーを蹴り上げ、イカダの木杭で動きを止めた(オズ国はどんな生き物も命を消すことができない)◆魔法の花を収穫しようとするトロットたちを見てガリダーは、なぜかあざ笑う。2人は小島に着いて更に前へ進もうとするが動けなくなってしまう。見ると足の裏から根が生えていた。「お前らは、その花の罠にかかった。徐々に身体は小さくなってやがて消えてしまうのさ」そう言うと体をひねって木杭から逃れたカリダーは森へ帰ってしまう。2人は唯一、無機質で根が張らなかったガラスネコにオズの魔法使いに助けを求めるようお願いする…助けを待つ間、救いは魔法の花が果物を実らせることができる事と、カラフルなカモが魔法で「キノコのイス」を出してくれたので座ることができたのだった◆キキとラゲドーは鳥になって北のギリキン国の獣が多く暮らす「ググ森」へやって来る。ここに統治者としてヒョウ「ググ王」、彼の幹部のクマ「ブル」、灰色ゴリラ「ランゴ」、ユニコーン「ルゥ」が森の秩序と平穏を守っていた。ラゲドーはキキと自分を「キメラ(頭がライオン、体が猿、背中にワシの翼、尾は金の宝飾)」に変身させるよう命令してググ王と話しに行く。オズ国の連中がググ森を征服しようとしてると訴えるが、なかなか信じない。キキがユニコーンに変身魔法をかけるとたちまち信じてしまう。しかしググ王は森の住人たちの意志を確認すると言って明日まで返答を延ばす。翌日、大集会場に森の住人たちが集まりググ王は投票を行おうとしたがそこへドロシーとオズの魔法使い一行がやって来る。「本物の」魔法使いが現われて焦ったキキは思わずオズの魔法使いをキツネにしてしまう。更にドロシーを子羊、ライオンを少年、キメラになったキキが呪文を唱えてることに気づいたタイガーは襲いかかろうとするがウサギにされてしまう。ググ王を若い娘、ラゲドーをガチョウ(卵が弱点なのに鳥類…気の毒)に変身させてしまう。キキは皆が驚いてる隙にオズの黒カバンも持ち去ってしまうのだった…◆ググ王はキメラ(キキとラゲドー)に怒り、オズ国の侵略が嘘と知ってドロシーたちを信用する。キツネはガチョウがキメラに再び変身するのを見かけて木の「うろ」で様子を伺う。するとラゲドーに呪文を聞かれたくないキキは木のうろに向かって「猿を巨人兵に変えろ、チャェンジィン☆」と唱えると、次々と猿が巨人兵隊になる。しかしジャングルのツルで身動きができないのだった…キツネは呪文を何度か聞いて発音を暗記するとキメラに向かって「キメラよ木の実になれ、チャェンジィン☆」と唱えるとキキは木の実になってしまう。これを聞いたキメラ(ラゲドー)「キツネよ木になれ、チェンジ〜☆」と真似して唱えるが発音が間違っていたので魔法が発動しない。同時にキツネが唱えた「キメラよ木の実になれ、チャェンジィン☆」が発音が正確でラゲドーキメラは木の実になったのだった◆キツネは元のオズの魔法使いに戻り、皆の事も元に戻す。オズの魔法使いは、灰色ゴリラ「ランゴ」に巨人兵となった猿を元に戻す代わりに、オズマ姫の誕生日の踊り子を12匹連れて行く事をお願いするのだった◆一方…ガラスネコがエメラルドの城に着くとドロシーたちは出かけた後だった。南まで行ってグリンダに相談しようか迷うが、ギリキンとマンチキンの国境にいると知りドロシーたちを追いかける。ジャングルにやって来ると木の上にオズの魔法使いのカバンを見つける。キキはドロシーたちは空が飛べない者ばかりだったので木の上に隠したのだった。ガラスネコが来た時、皆は元に戻ったところだった。すぐトロットとビル船長の緊急事態を知らせるがオズの魔法使いはカバンがないと魔法が使えない…ガラスネコは自分が見つけたカバンの場所を教えると大手柄だとほめられる◆魔法の斧でジャングルを切り開き最短距離で駆けつけるドロシーたち。トロットとビル船長は背丈が半分以下になっていた。オズの魔法使いは煙をかけたり、ピストル型の魔法銃で撃ったり、試すがどれも効果がない。ドロシーはオズの魔法使いの「チャェンジィン☆」の魔法でマルハナバチに変身させて身体を小島から浮かせてはどうかと提案して試す。2人は島から離れて無事に岸に戻る◆ビル船長は造形物には根が張らないので木の板でサンダルを作って「魔法の花」見事に持ち帰る事に成功する。魔法の花を城へ持ち込む方法を考えてると、丁度、クルクルムシハカセがオズマ姫に、発明した錠剤をめぐってケンカになった生徒たちへの処罰を与えてくれと相談していたので、その間にトロットの部屋に持ち込むのだった◆オズマ姫の誕生会は大成功に終わる。12匹の猿は魔法を解いて無事に森へ帰す。オズ国の豊かさと楽しい話題を猿たちから聞いたググ王はオズ国との信頼をさらに深めた◆さて…木の実にされた者を、元の姿に戻したドロシー、オズマ姫、オズの魔法使いは、キキとラゲドーに驚く。「忘却の水」を取り入れたキキはすっかり素直で良い子となりマンチキン国に帰る。ラゲドーはもう2度と悪さができないよう庭園の隅でゆったりのんびり暮らすよう促したのでした…
(おわり)


■■■{◎シリーズでは、かなり後ろですがオズマ姫の誕生日の話題が出てくるので04〜06巻辺りの話と思われます…※なのでマガジンでは順番を入れ替えてます。

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