殿堂ゼロ ガチャバスター
ガチャはガチャでもGRではない。「ドギラゴン・ガチャ」及び関連カードと《蒼き団長 ドギラゴン剣》を組み合わせたデッキ。
知らない人の為にドギラゴン・ガチャの出目について掲載。
出典元:公式サイト
概要
かつてはガチャと《ミステリー・キューブ》を合わせたガチャキューブという博打デッキが存在していたが、DMRP-04魔にて3ターン目から攻撃できる火のドラゴンである《“龍装”チュリス》が登場。
デッキコンセプトの《宿命のドギラゴン銀刃》との相性の良さを買われて採用されることとなり、殿堂環境で同様に《“龍装”チュリス》とセットで使われていた《ドギラゴン剣》をサブプランに据えたガチャバスターへと変貌した。
コスト制限の無い踏み倒しである6:出撃が強く、3t目に出撃から大型クリーチャーを踏み倒すことを狙う構築になる。
革命チェンジにしろガチャの出撃にしろ軸になる動きのすべてがコスト踏み倒しであり、弱点は踏み倒しメタ。特に《オニカマス》はガチャをもってしても除去することが出来ない為個別で対策する必要がある。
デッキレシピ
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x ドギラゴン・チャンス
4 x “龍装”チュリス
4 x 勝利宣言 鬼丸「覇」
4 x フェアリー・ライフ
4 x 古代楽園モアイランド
4 x 運命の新星 クシカーツ
3 x 龍装車 ピオドーロ/毒汁100%
4 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x 宿命のドギラゴン銀刃
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 光器セイント・アヴェ・マリア/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 時空の指令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
個別解説
4 x ドギラゴン・チャンス
4 x 運命の新星 クシカーツ
4 x 宿命のドギラゴン銀刃
ガチャ要員。
《ドギラゴン・チャンス》はS・トリガー付きで2回ガチャを回す3コスト呪文。運任せながら防御・カウンターにも使える。
《クシカーツ》はcipでガチャ1回の火/自然の3コストドラゴン。《銀刃》のチェンジ元であり《ドギラゴン剣》の呼び出し先にもなる。《ドギラゴン・チャンス》と異なり場にクリーチャーが残るので4:格闘が空撃ちにならない。
例えば相手が先行3t目に《デュエマの鬼!キクチ師範代》を召喚した場合、返しの自分のターンに勝負を決めるか《キクチ》を除去しないと次の《アクア・パトロール》で負けてしまうため、ガチャを使って《キクチ》を除去したい。そこで《“龍装”チュリス》を出せないときは《ドギラゴン・ガチャ》で5:破壊を狙うか《クシカーツ》で戦闘or破壊を狙うかを選択することになる。
確率的にはほぼ同じなので基本的にはチェンジ元が残る《クシカーツ》の方を選ぶべき。
自分の場に既にクリーチャーがいたり、6:出撃から《「覇」》を出してごり押すプラン、踏み倒しメタの有無などでも条件が変わるためケースバイケースではある。
《ドギラゴン銀刃》はメインコンセプトとなる、cipの制約なし・チェンジ条件のコスト指定なしのインチキカード。3回もガチャを回せば4割以上の確率で6:出撃が引けるし、そうでなくても大きなアドバンテージを取れる。このカード自身を出撃で踏み倒して連鎖したり同一ターンに何度も使いまわすことも可能。
場に前ターンに出した《銀刃》や《剣》がいる場合、そちらとチェンジした後にあらかじめ召喚しておいた《“龍装”チュリス》とチェンジすれば同一ターンに2度革命チェンジによるcip発動ができる。
《ドギラゴン剣》で踏み倒せないことだけが残念。
4 x 勝利宣言 鬼丸「覇」
4 x 古代楽園モアイランド
出撃対象。
《鬼丸「覇」》は単体でフィニッシュまで持っていける可能性を持ちながら単色の赤という点が偉い。タップインが多く3t革命チェンジを妨げやすいこのデッキでは非常に扱いやすく、ATを使いながらさらに革命チェンジという荒業も可能。軽量カードもそこそこ積んでいる関係でGJはそれなりに負ける。
《モアイランド》は同様に単色でマナに置きやすく、呪文への依存度が高い殿堂ゼロ環境では立てるだけで勝ちの対面が多い。ちなみに5:格闘で盾を焼ける。
4 x フェアリー・ライフ
手札で嵩張ると死ぬほど弱いが、3t《ピオドーロ》を実現できる。アグロ系に対して後攻で捲るチャンスを生んだり、ジョバンニスコールの先行最速への対抗手段だったり。
この枠は他に3t革命チェンジを安定させやすい《未来設計図》や2tキルを狙える《フェアリー・ギフト》等が候補に挙がる。
4 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
お馴染みの組み合わせ。
サブルートでありながらお手軽にジャスキル打点を用意できる。が、大抵は通らないしその際は(特に後手だと)そのまま返しのターンで負けると思った方が良い。
出撃で大型クリーチャーを出したのに除去等によって後続が続かない展開を補う役割がある。どちらも出撃対象として使えなくもない。
多色が多くなる点から3t目になって《銀刃》ルートを選択するといった融通が利きにくく、ハンドキープが難しい。
《ウララー》を3にしたくなるが、《ドギラゴン剣》で踏み倒せるのが他に《クシカーツ》しかいないので4枚。
4 x “龍装”チュリス
《ドギラゴン銀刃》、《ドギラゴン剣》のチェンジ元。タップインしないため複数引いても負担になりにくく扱いやすい。
特記事項なし。
3 x 《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》
最新弾で登場したマッハファイター。踏み倒しメタ対策。
単に《オニカマス》を除去できるだけでなく、既存のコスト4マッハファイターと異なりドラゴンを持つため《銀刃》に成れる。これにより、盾を割らずにガチャを回したいという状況でも気兼ねなくチェンジできるので非常に強力。さらにおまけのように攻撃停止効果まで付いており(《轟轟轟》にはcipで焼かれるが)、何一つ弱いことが書いていない。上面だけを見れば。
問題は下面というか、多色ツインパクトであるが故のタップイン。このデッキは元々《銀刃》《クシカーツ》《剣》《ウララー》の固定枠4種16枚が多色であり、これを4投すると合わせて20枚。3t革命チェンジを狙わないとお話にならない程の高速環境では致命的な枚数である。また、多色でありながら《ドギラゴン剣》で踏み倒せないのも痛い。
とはいえそれに目を瞑ってでも投入するパワーがあるため採用。3枚なのはタップインの負担を気休め程度軽減するためだが、本当に気休めでしかないので《覇》を1枚減らしてこちらを4にしても良い。
他の《オニカマス》を退かす手段として《ゼンメツー・スクラッパー》、ガチャで《メガ・マグマ・ドラゴン》等全体除去を踏み倒すというものがある。
前者はカードパワー自体微妙で、範囲が狭く《オリオティス》や《キクチ》を焼けない。《オリオティス》を倒すためにガチャによる除去を狙ったら6:出撃を引いてcipのない大型クリーチャーを出さざるを得ないというケースも。
後者はマナに除去クリーチャーを用意した状態で6:出撃を引かねばならず条件が厳しい。特に《ドギラゴン剣》ルートを選択した場合が顕著。と、それぞれ難点を抱えている。
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
ダーツデリート対策。サーチを積まないので影響はほぼなし。
踏み倒しメタを除去できる札を引けない時は頑張って禁断開放しよう。
総評
デッキパワーはそれなりに高いが多色カード・必要パーツの多さ故に安定性が低く、ガチャ運が要求される上に踏み倒しメタが重い。
《ドギラゴン剣》を軸としたデッキタイプと比べてガチャの4:格闘と5:破壊によって盤面に触れられるため、横に並べるタイプのデッキとはある程度戦うことができるものの、早いターンで更地から即死コンボを決める転生サイクリカ・大地サイクリカに対しては3t出撃を決めるくらいしか勝ち筋が無く超不利対面というのは同じ。
環境デッキと戦うのは厳しいが、大型クリーチャーを踏み倒す派手な動きとガチャのギャンブル要素が楽しいデッキである。
ガチャ関係のカードはストレージ価格で買えるので普段使えない変なカード(とおもちゃ)で遊びたいという人に殿堂ゼロ用のファンデッキとしておすすめしたい。
ちなみにこないだまで駿河屋でガチャ単品200円くらいで売ってたけど今見たら在庫切れになってました。
※ドギラゴン・ガチャがCSで使えないのは殿堂レギュレーションではなくカード以外のものを対戦卓に持ち込めないルールによるものなので、サブト等の殿堂ゼロデュエルでも使用を制限されるケースは大いに考えられます。
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