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宝塚記念 2020 最終見解

皆さんお疲れ様です、武田優駿です。
宝塚記念前の金曜。
各馬の調教過程も含め、先ほど調教後馬体重も確認しましたので、最終見解を述べさせて頂きます。

武田の本命◎はスティッフェリオ
これはレース展望と同様、自分の中では揺るぎない軸馬。
やはり天皇賞春を2着は今回のメンバーを考えると強いと感じます。

宝塚記念(阪神2200)のコース。
これは2000や2400とは「別物」です。
理由は明白でスタート直後の下り坂が有る事。
2000や2400は逆にスタート直後にいきなり上り坂からのスタートで、ここがまったく2200とは「真逆」なのです。

この阪神2200が「タフコース」と言われる由縁はこのスタートにある。
最初からスピードに乗る先行馬、登りになっても速度を緩められない事です。ですので基本このコースにスローペースは皆無。
条件戦ならともかく、このグランプリG1となれば尚更ペースは落ち来ません。

「平均ペースからの緩みの無い持久戦」
まさにこのワードが相応しい。これこそが宝塚記念なのだと思っています。

今回この宝塚記念のレース適性に最も適していると感じるのがスティッフェリオ。自分は普通にこの馬を最初に挙げたい。
天皇賞春で2着したレース内容は「強い」の一言。
その前の日経賞3着をしたときもそうでしたが、長くいい脚を本当に使える馬。

過去の宝塚記念の上がり3Fを見ても良くわかりますが、基本このペースとこの時期の馬場を考えればパンパンの良馬場などは有り得ません。
どんなに良馬場であっても3F35.0程度。今週の雨の量などを考慮すれば重馬場は100%避けられない。そうなれば3Fは36.0決着が普通です。

この馬場に最も向かない馬。
自分はサートゥルナーリア、グローリーヴェイズ、アフリカンゴールドに関してはどれも共通している「スローペースから切れ味勝負」と思います。
この宝塚記念に最も向いていないのがこの3頭と感じています。
33秒台・34秒台決着であればこれらがしっかり台頭するが、重の阪神2200では出る幕無しではと感じています。

またもう一つ大きなウエイトを占めるのが「大阪杯の評価」です。
このレースの内容をどう評価するか、これによって答えは大きく変化すると感じます。これもレース展望で書いた通りですが、私の大阪杯の回顧の結論として「上位馬に差は無かった」との結論です。
大外を回したブラストワンピース、最内をロス無しで回ったラッキーライラック、どちらも同じように強い競馬をしています。もちろんクロノジェネシスも同様で、本来ならこの馬が勝っていたレースと感じます。

とは言え今回の宝塚記念において考える事。
そう何度もラッキーライラックはインベタのロス0競馬が通用するとは考えにくい。逆にそれを身を持ってわかって居るクロノ北村やブラスト川田、どうすればラッキーライラックに勝てるかは良くわかって居ると思います。
どちらにしても人気的な妙味も考慮すれば、大阪杯組で「買い」と感じるのはブラストワンピースとクロノジェネシスの2騎。

またどうしても狙いたい相手候補、別路線組からセレクトするのであれば、8レッドジェニアル。もちろん大阪杯にも出ていたのだが、注目したいのはその次の鳴尾記念。このレース、スタートで出遅れ気味だった同馬だが、慌てずじっと我慢。その時に使った上がり3F35.2はレース最速という事も有るがそれ以上に評価すべきは馬群を割って前を捉える寸前まで行けた「馬場適性」を強く感じます。この適性に関してはサートゥルナーリアとは違い「切れ味」ではなく純粋に「水分を吸った阪神洋芝への適性」だと感じています。ミスプロの18.75%もそうですが母父であるマンハッタンカフェの特性も備わった配合で、良馬場でしか経験ない同馬だが今回の阪神2200コースや重馬場適性もかなり持っているはず。
全く人気が無いが、是非ともこのジェニアルの未知の馬場適性に期待したい所。


◆ではこれら総合して武田優駿の最終的な買目を。

 複勝 15 スティッフェリオ

 馬連 15-18.16.14.8 とこの4点

これが武田優駿の宝塚記念2020の答えになります。




サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。