2019年アジアマスターズ陸上で世界を感じる。女の笑顔は世界を救う。
こんにちは。マスターズ陸上25年。
日本1脚の速いシニアモデルでもあり、かけっこをこよなく愛するHALです。
世界を感じて思ったことを書きたいと思います。
2019年アジアマスターズ選手権
(シンガポールクチン)
試合結果
W50 80mハードル優勝
W50 100m優勝
世界の中で
アジアの中で
日本を想うこと。
全て整えられて比較的安全圏で
完璧な世界マスターズ開催とは違う、
アジア圏の陸上マスターズの大会。
外からみたら信じられない
想定外だらけの運営。
競技場のトラックはボッコボコボコボコボコボコボコ…笑
スコールはトラックが池になるので全く足元見れず凹みに脚をもっていかれハードルが跳べて優勝できたのは
絶対に神様がいたはず笑。
400m走ったおじさまはレース終了して
自分の荷物のところに戻ったら
シューズ、洋服を盗まれて裸足とユニフォームでホテルまで帰っていきました。
5時間待ちの100m決勝。
結局翌朝に変更。
帰りのバスなどなく途方にくれたり。
トイレ内にに水道の蛇口があって
(多分これがウォシュレット)
トイレ全域大浸水。(つま先立ちで歩く)
トイレドア開けっぱなしの中国の女性。
バスに乗る時も受付も割り込まれるのは当たり前。
バスの入口にはいきなり5人近くで乗り込む(いやいや入口は1人で入るもの)
暴動になる時ってこんな感じなんだろうなぁ…と言う経験有。
ご飯食べてれば停電。
そして誰も慌てる様子もなく。
とにかく
エキサイトな想定外の毎日。
「今日は何が起きるかわからない」
という出来事を仲間と過ごす。
マスターズの大先輩が言ってましたが
「昔の日本を思い出す」と。
今の日本って電車は定刻通りは当たり前。(ちょっとでも遅れたらクレーム。)
コンビニ行けば夜中でも欲しいものが手に入る。
でもね、
当たり前のことは決して当たり前ではないこと。
まだまだアジア圏ではこのような国があるということ。
どんなに日本は恵まれてるか。
それも再確認できる経験をこの年齢で
できる幸せ。
女性の話で言うと
例えばカザフスタンの女性は宗教的なことで
頭から身体まで布で覆って走ります。
40度近くのマレーシアでそれで800m走ります。
私に向かって手を顔で仰ぐ仕草で
「It's hot」と苦笑いで。
私は返す言葉は見つからず…。
日本と言う種族は我慢強く待つこともできる。
物は溢れて全ては整ってる。
何て素晴らしい国だろうと感じます。
ただ日本の空港に降り立つと
みんな下を向いてスマホばかりしてる。
嫌だな…と思っても
現実スマホをみて電車に乗ってる自分もいるワケで。
それも自分なんだと反省。
でもそんな良い面も
嫌な面も気がつくことができるのは
外の世界に出るからこそ。
私は高校で陸上をやめて妊娠で20キロ太って子育てがひと段落してからマスターズ陸上を始めました。
そんなおばさんが
マスターズ陸上のおかげで
世界やアジアをスポーツを通して感じることができる。
世界はとても広く、
視野を広く持つことの大切さ、
日本の良さをもっと考えること。
女が元気な国は幸せだと思います。
私はもっと世界を感じて走りたい。
そしてもっとマスターズ陸上の良さを伝えていきたい。
おばあちゃんになっても走り続けたいと思います。
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