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Q16.『自分が困らないための環境整備』って具体的にどんなことをするの?

主任「『自分の環境を整備しておくことが重要』という話をされましたが、具体的にその『環境整備』ってどんなことをするのがいいでしょうか?」
 
所長「僕だとお金を使わないで生活できるようにするってこと。
極力、税金を払わない笑。儲かりすぎない、稼いでもいいけど儲かりすぎない笑。非課税所帯になる。個人事業主とかフリーランスだと全然経費にできるので、なるべく税金を払わない。まあ消費税はしょうがないし、公務員さんが動くために必要とか、政治とか福祉のためとかなんとかってあるかもしれない。でもなるべくだけ稼いでもいいけど、儲けすぎない。社会を循環させるのに自分ができることをする。
例えば、自分の髪を自分でバリカンで刈るように最近しています。すぐ床屋に行っていましたけど、行かなくていいな、眉カットお願いしたけど、『あー眉カット自分で覚えよう』みたいな。
要は自分のことを自分でできるようにしていく。お金がかかっていたところを、『あ、これ自分でできんじゃね?』っていうことをやってみる。
完璧プロにはなれないかもしれないし、プロレベルじゃないけども、まあまあ自分がご機嫌さんだったらこれでいいんじゃねって、極力お金を使わないような生活をしていたら別に、お金も必要ありませんし。なんか持ち家とか持っちゃってローン払うとか、しんどいんで買いませんし。物を持たないし。っていう感じですかね。
まあそういう、困った時に助けてもらう人との繋がりも大事だと思うんです。
そのメリット・デメリットで繋がるという意味ではなくて。そんなの絶対切れるので。
困った時に本当に助けてくれる仲間作り。僕は何かね20代の時からなんとなくこう思っていて。
金持ちも大事、でも『"金持ち"になるより"人持ち"になろう』と。人持ちだったらお金なくても生きていけるんですよね。よくある話が、1週間泊めてくれる友達が1年間52週分、52人いたら、なんとなく生きていけるよね、っていう。
実際そんなことはしないけど、1週間も泊めてくれる人だったら、困ったらなんか助けてくれるだろうし。お金は出せないけど、こういうことを自分は提供できるし、こういう人知ってるよ、っていう風にできるわけで。」
 
主任「そっか。そんないないですね。泊まれる友達笑」
 
所長「それってお金で解決できるけど、お金出したらめっちゃ高くないですか?
『お金で解決しちゃう方が楽』とか、『お金が全てだ』とか、『お金が便利なんで』って、便利な裏には必ず不便になっていることがあるんですね。
だから『お金で解決でいいや』って言ったけど、お金かかって、辛い、お金のために働く。
そうすると、『お金っていらない、使わなくていいじゃない』って発想にはならない。
『無理じゃん、お金なかったらダメじゃん』っていう思考になる。
『いや友達50人いたら泊めてもらえるから大丈夫じゃね?稼ぐ方が大変だよ』って人もいれば、『私は無理かもしれない、だったら稼ぐ』っていう人もいるわけじゃないですか。
稼ぐ能力はない、どうしても働くのは苦手って人も、でもめっちゃ友達付き合い得意みたいな人もいる。
どっちの軸でも生きていける世界で、自分はお金一択しかないよっていう世界線で生きるのか、お金使ってもいいし、お金使わないで生きていける世界も作っていこう、どっちでもいいや。
お金がなくなる前提で、まだお金も稼がなきゃいけないので稼ぐことになるけど、ちょっとずつ使わない方法も覚えていこう、みたいな。そういうバランス感覚ってめちゃ大事。
これしかない、それがなくなった時にどうしようって困るんじゃなくって、困ったとしても生きていけるよっていうのがサバイバル能力ですね。
だから一番初めの話に戻ると、一番強い能力・必要な能力は"サバイバル能力"です。何食ってもどこで寝ても大丈夫な心身と、『健康が一番大事』だと思います。国にも頼らない。
サバイバルしなきゃいけない世界になっても、国がいきなり来て『はい、お金』って言われても、『いや、お金ここで使えないじゃないか、お金意味ない』みたいな。国は、お金しかくれないのか、だめじゃんっていう。今生きていくことっていうことに必要なもの以外は、『これ自分でできるんじゃね?これいらなくね?』っていう『思考の整備』も環境整備に入ります。」
 
主任「そうですね。私は結構白黒つけちゃおうとするので、お金”だけ”、とかになっちゃうけど。
そうじゃなくて、お金で何かできることももちろんあっていいし、人づくり、人間関係っていうところ、お金がなくても生きていける人のつながりも大事にするっていうのを、どっちも作っていくっていうのは大事かもしれないですね。バランスよくってことところなんですかね、結局。」
 
所長「結婚なんて何のためにするんですか?って話ですよね、はっきり言って。お金はかかるし、いろんなトラブルも起きますし。
でも何かあった時のセーフティネットでもあるし。愛だの恋だのっていう次元を超えた同志になっていくわけですよね。
それって別に結婚相手に何百万、何千万払うからってできるわけでもないですよ。
お金で換算するのとは別の次元・別の軸の問題で。お金じゃ解決できない方法があるんでしょう。
っていうことに早く気付くと『あ、なるほどな。パートナーも人持ちですし、ビジネスパートナーも人持ちですし、友達も人持ちだから。一方の考え方に行き過ぎている人は、その反対をちょっと学ぶ必要があるし、今いる方を一回手放してみる、考えないでおく』っていうのも大事かな。
『お金じゃなくて、あなたは何を提供できるんですか?』って聞かれたら、自分の好き・得意なことだと思うし。
それをやっているとご機嫌さんな状態だから、自分の波動にあった人たちが来ると。
国が、まあ国らしき存在がお金を作っているわけだから、そこに頼らないって、国に頼らないとかお金にも頼らないってことです。究極、自給自足ってことですね。でもそれは無理ですよ。いきなり無理です。
でも田舎に住めば、なぜか野菜ももらえるし赤ちゃんできたら、古着あげるわ、みたいな。
めっちゃイージーじゃん。『イージーモードだなぁ』と思いますし。
『どうしよう、こうなったらどうしよう、どうしよう、どうしよう』って思うから、その『どうしよう』っていう現実が生まれるわけです。
『なんとかなるでしょう、イージーでしょ』と思ったら、こっちが望んでもないのに『これ、あげるわ』『ラッキー!』みたいな感じになると思いますし。
それってさっき言った江戸時代のような、密な人間関係がないと難しくて。
都会でそれってなかなか起きない。だから、SNS上でも何でもいいんですけど。リアルでもオンラインでもオフラインでも何でもいいんですけど、本当に信頼のおける52名の友達。
江戸時代にはね、五人組っていう制度があったんですけど。そういう人が5人ぐらいいたらいいんじゃないですか。」
 
主任「連帯責任負わせるってことじゃないんですか?5人組って制度って」
 
所長「そう思いがちじゃないですか。いいですね~、主任は。いい感じで洗脳が仕上がってますね~。いいですね笑」
 
主任「教科書通りで育っちゃいました笑」
 
所長「伸び代ですね。違うんですよ、本当は。
妊娠・出産・病気・風邪で米作りが難しい時に、その5人組でトータルの米を提供し合いましょうってこと。
ダメよって監視し合うものじゃないんです。そういうところはあったかもしれないけど、そういうとこだけフィーチャーされている。なんでその制度がずっと続いたかって”良かったから”なんですよ。」
 
主任「そうですよね、悪かったらもっと早くなくなって、みんな怒ってますよね笑」
 
所長「そんなね、騒乱とか一揆って起きてないんですよ。災害、噴火、飢饉で死にました、みたいなのもあるけど、実際そんなに死んでないし。」
 
主任「そうなんですね」
 
所長「歴史を見て本当の真実を知ると、長く続いていることって“庶民が賛成したから“なんです。苦しんでいなかった、だから続いていた。日本人ってそういう長く続けられる特殊な民族性がある。
歴史の中でも江戸時代なんて悪く書かれていますから。でもそんな悪い時代が250年も続くか?と。
縄文時代って何万年も続いていますけど、教科書に書かれている部分としては短いじゃないですか。
『なんで長くていい時代をなんかちょっと悪く書くの?』っていう、
そこに何か恣意的な意図を感じます。僕はもう『何かある』って感じるわけです。
なんかネガティブに一方的に批判されていると、『あれ?これもしかして良かったんじゃね?』みたいな。
そういう視点で見ると五人組っていう制度も、何で5人か分からないけどなんとなく良かったんでしょう、しっくりきたんでしょう。5人のバランスが、それはわからない。
で5人、自分を入れて4人ぐらいの世帯だと考えたらもっと増えますよね。家族ごとで、5世帯で5人組みたいなイメージだったらもっと増えるし。
だからもし、そういう『あの時代は良かったな』を作りたいんだったら、そこには”すごく濃密な良い人間関係があった”っていうところを押さえておかないと、そこが先で、『良い人間関係がないと、そういう社会って作れないよね』っていうことです。」
 
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