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Clubhouseをやめる理由、やらない理由とは?〜成長につながる問いかけコーチング#37〜

やめる理由とやらない理由。あなたのポリシーは?

以前も話題にしたClubhouse、日本ではまだ普及し始めたばかりですが、すでにやめることを決意した方もいるようです。今回はClubhouseをやめる理由と、そもそもやらないという理由について考えていきたいと思います。

みなさんはClubhouseやっていますか?私は先週2回ほどスピーカーとして入りましたが、非常に有意義で楽しい時間でした。今週は新しい書籍も出るので、水・木・金と朝の時間に書籍のテーマでもある「組織文化」の話をみなさんとしたいと思っています。

私がこうして楽しんでいる中(笑)、やめるという方も周りにいました。彼らはなぜやめるのか?その理由について考えてみましょう。
有名な方でいうと、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーさんの記事が出ていましたね。1週間くらいやっていたけどやめてしまったと。彼女のやめた理由が私にとってはすごく新鮮でした。Clubhouse自体の良し悪しとは違う理由なんですね。

今、世間的にも話題になっている東京オリパラ組織委員会の森会長の発言。その謝罪会見を見たことがきっかけだったそうです。この話、私が今回出版する本に書いた組織文化の話とも紐づくのではないかなと思いました。みなさんもなぜ森会長の発言が話題になっているかは知っているかと思います。「女性が入る会議は時間がかかる」という発言、この発言自体が批判されていることが多いですよね。しかし、実際はそこにいた人たちが「それは違う」とその場で反論しなかったこと、笑いが起きたり同調するような雰囲気があったこと、その雰囲気つまり組織文化が今の世の中に相反しているのではないでしょうか。実際その場がどういう雰囲気だったのか私もその場にいたわけではないのでわかりません。しかし、この発言に対して明らかにおかしいと声を上げるような空気感ではなかったのではないかと思います。それがその組織の文化なのでしょう。

バービーさんはClubhouseにい続けることで、自分も気付かぬうちにそうなってしまうのではないかという恐怖感を抱いたそうです。自分に対して反対意見を言わなかったり、適切な指摘をしてくれる人がいなくなるかもしれない。自然と自分の周りにそういった文化をClubhouseの中で作ってしまうんじゃないかという危機感を感じたことがやめた理由だと記事の中では書かれていました。実際やめるとなると手続きも大変なようですが、色々な人が使っている中で早々にやめる決意をした人たちの理由は大変興味深いと思いました。

それから、やらない理由として「らしいな」と思ったのが糸井重里さんですね。私も親しくしてもらっていて、とても尊敬している糸井さん。糸井さんの発する言葉は多くの人に影響を与えますが、先日Twitterでこんなふうにつぶやいていました。

糸井さんらしいなと思ったのは「いまのままでも、おしゃべりが多すぎるような気がして」という部分です。これは始めない理由としてはとてもステキだなと思いました。糸井さんは言葉を上手に扱って、自分の伝えたいことを、ポリシーを持っておしゃべりしていますが、きっと言葉を伝える新しいツールが現れても、自分の中でまずはきちんと整理しているんじゃないかなと思います。

さて、あなたはこれからもClubhouseを続けますか?これからも継続するという人も、やめる人・やらない人の理由を一度聞いてみるのもいいんじゃないでしょうか。自分の中でどういう目的を持って、どんな使い方をするのか。あなたのポリシーはありますか?

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。

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